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2022年04月27日

サステナビリティ

この頃、よく耳にするようになった
「サステナビリティ」とは
環境・社会・経済の3つの観点から
世の中を持続可能にしていくという考え方のことですが
もちろん、この考え方は家づくりにも当てはまります。


例えば、環境への負担を軽減するためには
少しでも二酸化炭素の排出を
減らすことが出来る家にすべきです。


また、耐久性が高くメンテナンスしやすいことも
環境への負担を軽減することにつながるため
こういった点にも配慮しながら
家をつくらなけれないけません。


しかし、私たち住宅会社には
もう1つ持続可能にしなければいけないことがあり
これこそが最大の使命と言っても過言ではないかもしれません。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて、今回は
これからの社会でスタンダートとなる
「サステナビリティ」について
僕なりの考え方をお伝えしていこうと思うのですが
僕が考える最大の使命とは
「施主さんの幸せを持続可能なものにする」
ということです。


レ幸せを持続可能にするために必要なこと


経済的にゆとりがあれば
それだけで幸せだというわけではありませんが
幸せであるためにはまず経済的にゆとりがあること
そして幸せであり続けるためには
経済的なゆとりが持続することが大切なのではないでしょうか?
つまり、お金に対する不安がない状態で
暮らし続けることが出来るかどうかが大切だということですね。


そして、そのためには最も高額で
かつ長期間固定される住宅ローンを適正な金額にすること
そして、その金額はこれから先必要だと考えられるコストを
全て理解した上で計算されていること、が大切だと思っています。


例えば、家を持てば必ず維持費がかかりますが
この費用がどれくらい必要なのかあなたはご存知でしょうか?
固定資産税、光熱費、火災保険、メンテナンス、リフォーム(将来)
といった費用です。


また、子供たちを大学に行かせたいとしたら
その費用がどれくらいなのかあなたはご存知でしょうか?
国公立ならいくらぐらいか?私立ならいくらぐらいなのか?
文系・理系ではどのくらい違うのか?
県外に行くとなれば、どれくらい別途でかかるのか?

そして、老後費用がどれくらい必要で
どれくらい年金がもらえて、それが何歳からもらえて
どれくらい不足しそうなのか、あなたがご存知でしょうか?


家の予算を決める時は
こういったことをそっちのけでやるわけにはいきません。


それゆえ、家づくりでは
資産計画がものすごく大切になるし
その資産計画のやり方も大切だし
正しい資金計画をするために私たちは
フィナンシャルリテラシー(金融知識)が必要となります。


また、この流れで決まった予算の中で
家づくりをやり遂げるためには
予算を膨らませるどころか
予算を縮める提案が必要となります。


そして、そのためには
どのように土地を買うべきなのか?
どのように家を建てるべきなのか?
といった提案も同時にできるようにならないといけません。


というわけなので
あなたの暮らしと幸せを持続可能なものにするためにも
これからの家づくりではこういったことが大事なんだよ
ということも忘れないようにしていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は、表と裏を同時に考えるバランスについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年04月25日

固定資産税の増加とこれからの家づくり

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


5月のGW休みの出費に加え
たくさんの納税通知書が届く月であるため
家計が一気に冷えやすい月ですが
そんな悲しい事実に追い打ちをかけるニュースが
日経新聞に掲載されていたので
今回は、これを紹介したいと思います。


「住宅の固定資産税の負担が2021年度から重くなる
総務省は建築資材などの上昇を踏まえ
税額の基準になる住宅の資産価値をより高く見積もる方針だ
(途中、省略)
政府が新型コロナウィルスの影響に配慮し
個人への給付金などの生活支援策を打ち出す中でも
負担増が避けられない例が現れてきた
(途中、省略)
東京五輪に向けた建設需要による資材の値上がりや
人手不足などによる人件費の上昇を反映して評価額は上昇
例えば、住宅の床に使われる石材の1㎡あたりの評価額は
現在に比べて8%強上がる
(途中、省略)
標準課税額は経年変化による摩耗を勘案して低下するが
新基準の導入で既存住宅でも
評価額が下がりにくくなるケースが想定される。」


kotei.jpg


この表をご覧になればお分かりいただけるように
2021年度からは木造住宅の固定資産税も高くなるし
かつ、記事にもあったように評価が下がりにくくなるため
税金の額が下がりにくくなってしまいます
つまり、単純に固定資産税の負担が上がってしまうというわけですね。


また、脱炭素の取り組みを強化すればするほど
固定資産税同様に生涯払い続けなければいけない
電気代も上がっていくことになるため
これらの負担増を踏まえた上で家の予算を立て
建てる家の大きさを決めることが
これまで以上に大切になってきます。


もちろん、老後資金や教育資金のこと
定期的なメンテナンス費用や
将来のリフォーム費用なども考慮しつつです。


レ鍵を握るのは資金計画


例えば、自分が住みたい地域で
土地を買って自分の思いを全て詰め込んだ家を
建てたいと思っているとします。


そして、それらをすべて実現した予算が
現実的な資金計画をもとに導き出した予算と
ものすごく大きなかいりしていた場合あなたはどうしますか?
もちろん、かいり幅の大きさによって
その選択は異なってきますが
家づくりをする時はいくつかの選択肢を持っておくべきです。

仮に、かいり幅がない場合は
住むエリアを変え建てる家を小さくすることで
予算を抑えればそれだけではなんとかなるでしょう。


でも、かいり幅が大きい場合は
そちらかの実家に土地があるのであれば
それを使わせてもらうか
あるいは、土地を買わないといけないのであれば
車を一家に一台にするという選択も
現実的に考えていく必要があります。


仕事さえきちんとしていれば
銀行は住宅ローンを貸してくれるので
誰でも家を持つことはできるでしょう
担保がある住宅ローンは
銀行側も審査が甘くなりがちですしね
そして、少々無理な予算を組もうとも
きっと問題なく融資してくれるでしょう。


しかし、大切なのは持った後の暮らしです
お金があれば必ず幸せになるわけではなりませんが
お金がないことで
常にお金に不安を抱えながら暮らすことになれば
夫婦の関係もギクシャクなるし
子供たちの未来に暗い影を落とすことになります。


また、若いうちは体が元気なので
労働さえすればなんとか暮らしていけますが
歳をとれば体力が衰えるため
労働したくても充分に働けないかもしれなくなるので
そのためのお金も今のうちから
準備しておかないといけません
長生きすることになれば
99.9999%年金だけではやっていけませんからね。


そんなこんなで
家を建てる時には
かなり現実的に予算のことを考えた上で
土地や家の計画を立ててもらえたらと思います。


それぐらい家づくりは人生を左右する
大きなライフイベントなので
家だけじゃなくお金のことについても
知識をつけてから具体的に進めてくださいね。


今回はここまで!!
次回は、サステナビリディについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年04月18日

引き算のメリット

デザイン専門の学校を出たわけでもないし
デザインについてあれこれ語るほどの
知識があるわけでもないのですが仮にデザインが
「足していくデザイン」と「引いていくデザイン」に
二分されるとしたら99.9999%後者をオススメします。


引いていくことによって
コスメ面にメリットが生まれるし
より機能的な住まいになるし
よりスマートで美しい仕上がりになるからです。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて。
今回は引き算がもたらすメリットについて
お伝えしていきたいと思います。


レ引き算による大きな効果


doa.jpg
右の写真と左の写真では使うドアのサイズが違うのと
ドアの枠があるかないかという違いがあるのですが
見た感じの印象が全然違うと思いませんか?


天井とドアの高さを合わせた方は
天井とドアの間に余分な金がない分
視線が上に向くため
そうじゃない方より空間が広く見えるし
実際、光の拡散効果も高くなります。


また、写真では分かりにくいですが
ドアの枠がない分、余分な凸凹がなくなり
直線的でスッキリした空間になります
ドア枠がなければドア枠にホコリもたまらないですしね。


そして、ドアと同じように
窓から窓枠をなくすようにすれば
同じような視覚効果が得られるし
同時に、ホコリが溜まる場所を減らすことも出来ます。


このように引いていくことで
コストをカットしながら
美しさを高めることが出来るというわけですね。


レ引いていくことは機能性も高める


さらに、引いていくことは
デザイン性だけじゃなく
同時に機能性も高めてくれます。


例えば、階段をなくし平屋にすれば
必然的に耐震性が高くなるし
風の抵抗や車両の振動による揺れ
そして地震の揺れから家を守ることが出来れるため
自ずと耐久性も高くなります。


また、平屋にしつつ家の面積を小さく出来れば
冷暖房効果も高い家になります
ワンフロアなので満遍なく空気が循環しやすいからです
かつ、空気を遮断する廊下をなくせば
なおのことコストをカットしながら
冷暖房効果を高めてくれますしね。


そして、居心地をよくするためには
外からの視線が気にならない
プライバシーが担保された
住まいにしなければいけないのですが
そうするためには部屋のレイアウトや窓のつくり方を
周辺環境を配慮しながら考えないといけません。


しかし、それが出来れば
プライバシー性だけじゃなく同時に防犯性も高まるし
カーテンも必要なくなるため
カーテン代も丸ごとカットできるし
何より外観が圧倒的に美しくなります。


つまり、引いていくことは
デザイン性を高めてくれるだけじゃなく
同時に機能性も高めてくれるし
それが結果的にさらにデザイン性も高めてくれる
というわけですね
かつ、経済性も高めてくれるといういいこと尽くしです。


ということで
デザイン性、機能性、経済性の
三拍子そろった住まいをつくるためには
足していくではなく
引いていくことが大切だということを
覚えておいていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は、固定資産税の増加とこれからの家づくりについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年04月11日

庭について考える

家を建てるんだったら
小さくてもいいから絶対に庭が欲しい~って
思いますよね?


庭があれば自然を感じることが出来るし
子供たちを思いっきり遊ばせてやれるし
みんなでワイワイバーベキュー出来そうですしね。


ましてや、今回のコロナをきっかえに
自宅で過ごす時間が増えたので
庭の役割というか意義が
ますます大切なものになったのではないでしょうか?


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


このように暮らしの質を高める鍵を握っている
と言っても過言ではないお庭ですが
気をつけなければいけないことが「コスト」です。


想像している以上に工事費用が高いからです
通説としては、50坪の土地でも
150万円~200万円くらいはかかるってところでしょうか。


つまり、一般的には
概ね土地の坪数×3~4万円ぐらいかかってしまうのですが
ここからは、そうなってしまう理由について
お伝えしていきたいと思います。


レ理由1:防犯を強化しないといけないから


まず1つ目の理由がこれです
ほとんどの家が外から家の中が丸見えだし
ほとんどの家が窓を見ただけで
間取りが分かってしまうからです。


それゆえ、隣との境界に
ガッツリ塀を立てなくてはいけなくなります
また、外からの視線を遮断できるように
目隠しや植栽をしなくてはいけなくなります。


レ理由2:家を引き立てないといけないから


2つ目の理由がこれです
窓がたくさんある普通の家は
庭の装飾にそれなりに手を加えないと
垢抜けしないダサい家になるからです。


それゆえ、塀のウッドフェンスにすることで
オシャレさを演出したりだとか
玄関までのアプローチにこだわりつつ
お洒落な門柱をつくるだとか
ウッドデッキの向こうに芝を敷き詰めたりだとか
とにかくお金をかけて工夫せざるを得ないというわけです。


レ理由3:土地が余り過ぎるから


3つ目の理由がこれです
庭を広くつくりたいからなのか
土地の広さに関係なく
2階建てを建ててしまうからなのか
それは分かりませんが
敷地に余白をつくり過ぎるのも
庭代が高くなる原因となります。


また、むやみやたらと広い土地を買ってしまうのも
塀の距離が長くなるとともに工事面積も広げてしまうため
庭代を高くする大きな原因となります。


レこの3つの解決が庭代を安くする!!


以上の3つの理由から
庭代が高くなってしまうのですが
逆に言うと以上の3つの問題を解決すれば
庭代を安く抑えることが出来ます。


つまり、塀や頼らなくても
また目隠しや植栽に頼らなくても
防犯性が高い家にしつつ
引き立てる必要がないぐらい
家そのものをカッコよく仕上げる
そして、余白が出来るような広い土地は買わず
かつ、敷地に余白を残さないように家を建てる
ということです。


この3つの問題を解決しつつ
プライバシーが担保された庭をつくることが出来れば
庭代を坪1万円ぐらいまで抑えることが出来ます。
つまり100万円=150万円ほど抑えられるというわけですね。


けっこう馬鹿に出来ない金額でしょ?

ということで、庭の工事費用は
土地の選び方や家の建て方によって
大きく違ってくるということも
頭の片隅に置きながら
家づくりをしていただければと思います。

今回はここまで!!
次回は、引き算のメリットについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年04月08日

裏と表を使い分ける

「平屋って高いんじゃないですか?」とか
「○○○○さんの家って
カッコいいけどやっぱ高いんでしょ?」と
同じくらいよく受ける質問が
「白い壁って汚れないんですか?」ってことです。


もちろん、外にさらされている以上100%汚れるので
「普通に汚れますよ」とお答えするんですが
その心をもう少し掘り下げてみると一番気になることは
「汚れた時、不細工にならないのか?」ってことだと思うので
今回は、その点についてお伝えしていきたいと思います!!


やっぱ白い家が一番カッコいいわけですからね
出来ることなら白にしたいけど
「どうしようかなー」と迷っている方は
ぜひ参考にしていただければと思います。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


では、まず弊社の家をご覧いただくと
共通したことがあるのですが
それがお分かりになるでしょうか?

そうです
基本的に「正面に窓がない」ってことです!!
では、これってなぜだと思いますか?


デザイン重視?と最初はお感じになるかもしれません
ですが、実はそれだけじゃないんですよね
(もちろんデザインも重視していますよ!!)


実は、この理由は
外壁を汚さないようにするためです
単純に、外壁汚れの一番の原因が「窓」だからです。


でも、ここで勘違いしてほしくないことは
ホントは必要なのに、なくしたいから
窓をなくしているんじゃなくて
なくなってもいいように
間取りをちゃんと考えているということです。


また、同時に窓以外のものも
正面からなくなるようにも工夫しています。


例えば、換気扇の外部カバーです
カバーの上に溜まった土埃が
窓同様に雨によって垂れて流れてくるし
カバー下からは、カビを伴った
ドス黒い汚れが発生しますからね。


エアコンも正面側につけてしまったら
室外機と室外機までの外部配管が
モロに見えてしまうので
メチャクチャ不細工ですよね
配管は軒天同様に
蜘蛛の巣の格好の餌食になっちゃいますしね。


このように、片端から
外壁を汚してしまいそうなモノをなくすことで
そもそも汚れが付着しにくい家にしているというわけです
突起物さえなければ、雨が降った時
一気に外壁の汚れを洗い流してくれるわけですしね。


レこの理論の弱点


でも、この方法にも1つ弱点があります
っていうか、外壁を汚れにくくするための
もう1つの選択肢である「タイル」には出来て
この方法には出来ないことです。


それは、家全面を汚れないようにすることは
不可能だということです
エアコンにしても、換気扇にしても
どこかには必ず必要なわけですからね。


(ちなみに、タイルだと全面汚れにくくはできますが
重厚感が半端なく出るので
そもそも家の雰囲気がかなり変わってくるし
値段もかなり高くなります)


そんなわけで、設計する時には
家の表と裏の使い分けをしなければいけません。


つまり、汚したくない表面ではなく
汚れてもそう気にならない裏面に
細かい部材をまとめて設置するように
間取りを考えていく、というわけですね。


玄関の横にエアコンの室外機があるって
残念というか、なんか不細工でしょ?
また、玄関ドアと同じ方向に勝手口ドアがあるって
そもそもおかしいでしょ?
本来裏口である勝手口が
表口である玄関と同じ方向にあるって
家の正面にゴミが並んじゃうし。


でも、こういったことにも配慮しながら
間取りをつくるようにしないと
あっさりこんな家が出来上がって
しまうものまた1つの現実です。


そして、これらの部材が
問答無用で外壁を汚し
家を薄汚くしていってしまうというわけです。


結論としては
弊社では外壁を汚れにくくしつつ
同時に、不細工な汚れ方をしないようにしているので
汚れそうっていう理由で
白にするかどうかを悩んでいるのであれば
思い切って白を使っていただければと思います
白と木の組み合わせは最強にかっこいいですから!!


今回はここまで!!
次回は、庭について考えるについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年04月04日

家の原理原則

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて今回は
昔の日本家屋に比べて
ずいぶんと安く建てられるようになった
もはや間取りも外観も建売住宅と
そう変わらない最近の注文住宅について
お伝えしていこうと思います。


レ今主流な間取りは日本人に適しているのか?


建売住宅に限らず
最近の注文住宅の間取りは
完全にコスパ重視でつくられているのですが
コスパ重視でつくられたお家の間取りは
日本人の気質やライフスタイルには
とてもじゃないけど合うものではありません。


例えば、密集する住宅の中で
外に向かってオープンになる家は
本当に住みやすい家なのでしょうか?


開けた方向につくった大きな窓は
外から家の中が丸見えになってしまいます。
また、中から外もよく見えるため
よりいっそう外から見られている感が出てしまいます。


これじゃあ、リラックスした状態で
家の中で過ごしにくくなってしまいますよね?
ノーメイクやパジャマのままで
あるいはパンツ一丁や上半身で
過ごしにくくなってしまいますよね?


結果、本来は光量調整のために設置するカーテンを
視線の遮断を主たる目的として
設置せざるを得なくなります
そして、想像を大きく下回る
明るさの中で暮らさざるを得なくなります。


また、そうならないように
保険のために窓をたくさん設置しようとすると
それはそれで別の問題が起こります。


耐震が悪くなる問題
家の中が寒くなる問題
もっとカーテンが必要になる問題
外壁が汚れやすくなる問題
掃除する場所が増えてしまう問題
思っていたより収納が少ない問題
家具が置きにくくなる問題
などなどです。


窓が多くなり
その分壁が減ったことによる二次的な被害です。


つまり、自分自身で耐震と温熱を悪くし
かつ、余計な費用がかかり
かつ、使い勝手が悪い家にしてしまう
というわけです。


この他、こういったお家の特徴は
子供部屋の利用時期が
限定的になってしまうこと
家に散らかりやすくなってしまうこと
洗面やキッチンといった本当は明るくしたい場所が
なぜか異様な暗い場所になってしまうこと
洗面の動線がやたら悪くなってしまうこと
などがあるのですが
これらは全て生活に支障をきたす
深刻な問題となります。


レ住みやすい家が一番!


ぶっちゃけ
今主流となっている間取りを真似て
家を建ててしまうと
絶対住みやすい家にはなりません。


ここまでお伝えしてきた通り
コスパを重視した間取りだからです。


事実、当たり前のように子供部屋を
2階につくってしまったら
子供が小さいうち家が片付きにくくなってしまうし
出て行った後も使いにくくなってしまいます。


また、当たり前のように
南向きで部屋をつくってしまったら
丸見え、日焼け、暑い、という問題が発生するし
逆に、水回りは、暗い、寒い、ジメジメする
という問題が発生してしまいます。


さらに、当たり前のように
2階建てにしなきゃいけないと
思い込んでしまっているから
地震に弱い家になってしまい
耐震補強に余分なコストを
掛けざるを得なくなってしまいます。


ということで、家ってホントは
当たり前に倣って建てるものではなく
土地に合わせて建てるものだということ
そして、その原理原則に沿って建てれば
メチャクチャ住みやすい家になる
ということを、建てる前に
知っておいていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は、表と裏を使い分けるについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年04月01日

建てた後の現実に目を向ける

「高齢者世帯の持家比率は8割を超える
ただし住む人が年齢を重ねれば家も老朽化し
修繕などで重い費用がのしかかる
不動産コンサルティング会社
さくら事務所(東京・渋谷)の試算では
一般的な戸建住宅(延床面積116㎡・木造2階)の
築後戸館奈良地区15~20年で屋根・外壁の補修る。


重要なのはこうした出費が増え始めるのは
築年数が一定程度過ぎてからという点
もちろんケース・バイ・ケースだが
戸建てなら築15~20年で屋根・外壁の補修
築30年で給排水管の更新が必要になり
そのたびに数十万から数百万前後かかる例は
少なくない。居住が40~50年と延びれば
費用はさらに増える公算が大きい。」
(とある新聞記者から抜粋)


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて今回は
家を長持ちさせるために欠かせない
メンテ・修繕費用について
お伝えしていきたいと思います。


これからは人生100年時代を迎えるため
新築してから40~50年どころか
もっと長く住む可能性があるし
そこで快適に暮らし続けていくためには
定期的なメンテが欠かせないし
この費用を再びローンに頼ってしまえば
さらに返済負担が上がってしまい
老後に資金ショートしてしまうかもしれないので
忘れずに覚えておいてくださいね。


レどれくらい積み立てていくべきなのか?


ということで、家を建てると同時に
修繕費用を毎月積み立てていって欲しいのですが
どれくらい積み立てていくべきなのかを
60年間そこに住むと仮定して試算してみますね。


まず、15年間に1回
外壁や屋根の塗り替えをするとして
毎回150万円が必要だとすると
3回塗り替えすることになるため
450万円が必要となります。


次に、新築した30年後ぐらいには
キッチンやお風呂といった水まわり設備品を
入れ替えないといけないとし
それに伴って床や壁などもリフォームする場合
その度合いにもよりますが
おそらく300万円は最低かかるのではないかと思います。


また、冷蔵庫やエアコンといった家電製品も
出来れば10年ごとに買い替えた方がいいので
これらにも、10年ごとに100万円はかかると仮定すると
家電製品にも500万円ほどかかることになります。


そして、これらをすべて合わせると
家を維持していくためには
ざっと1250万円かかるということになります。


ものすごい維持費ですよね・・・
でも、これが家をずっといい状態で
保ち続けていくための現実なんですよね。


では、毎月一体どれくらい
積み立てていくべきか?なんですが
これから40年間働き続けると仮定すると
毎月平均約2.5万円ずつ
積み立てていってもらわないといけません。


これまた「えっ!?そんなにも!?」っていう金額ですよね
でも、これが現実なので
こういった費用も視野に入れた上で
家づくりの予算を考えるようにした方がいいと思います。


このメンテナンス費用は
家が大きくなれば、もちろんそれに伴って高くなります。


また、家が大きくなれば
メンテ費用が増えるだけじゃなく
ランニングコストとしてかかり続ける
固定資産税や光熱費も高くなるため
さらに家計への負担が上がってしまいます。


多くの方が、家を建てる時
今どうしたいかに比重を高く置いて
考えてしまいがちですが
実は、これから先のことにも
同じくらい比重を置いて家づくりを考えるべきです。


いかに、固定資産税を安く抑えられるか?
いかに、光熱費を安く抑えられるか?
そして、いかにメンテ費用を安く抑えられるか?


これらにも目を向けながら
これからの暮らしに負担が少ない
家づくりを目指していただければと思います。


そして、そのためには
家や土地やお金に関して
今ある常識や固定概念を信用しないこと


そして自分たちが置かれた状況を冷静に分析し
周りと自分を区別して考えることが
大切なのではないでしょうか?


今回はここまで!!
次回は、家の原理原則について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

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