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2022年07月29日

暮らしやすさをデザインする

「いかに暮らしやすい家にできるか?」
これは、家づくりの永遠のテーマですが
共働きが当たり前となった現在
家事負担の軽減も
全てのご家族が解決しておきたい
大きな課題ではないでしょうか?


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて今回は、M様のお家を
「家事のしやすさ」や「暮らしやすさ」の目線で追って
お伝えしていきたいと思います。


前回、M様宅の洗面コーナーは
中庭に面したところにあるとお伝えしましたが
実はこの洗面コーナーの脇には
ドアを隔てて脱衣所があります。


つまりM様宅は
洗面と脱衣をあえて分けているのですが
こうすることで誰かがお風呂に入っていることを
一切気にすることなく洗面を使うことが出来ます
(これ、子供が思春期に入った時に
けっこう重要だったりします)


また、脱衣室と反対の方向には
トイレをつくっているのですが
洗面とトイレを隣接させれば
トイレに手洗いをつくる必要がなくなるため
その分、コストカットにもなるし
清掃箇所を減らすことにもなります。


さらに、脱衣室から中庭までも
わずか数歩で移動できるため
水気を含んだ重い洗濯物の持ち運びが
大いに楽になります。


室内から手を伸ばせば洗濯物が干せるので
わざわざ外に出て
真夏の暑さや真冬の寒さを感じながら
作業をする必要もないし
人目につかない場所に干せるため
風呂上がりの姿やパジャマやノーメイクのままでも
気兼ねなく干すことだって出来ますしね。


洗濯物の取り込むもすこぶる楽チンです。
というのも、わざわざスリッパを履いて外に出ずとも
手を伸ばせば洗濯物が取り込めるし
たたむ場所となるリビングスペースまでも
わずか数歩で移動出来ちゃいますからね。


ホント、わずかなテリトリーの中で
全部の作業が出来ちゃうのですが
M様邸は、そのリビング脇に
大容量のファミリークローゼットを設けているため
さらに、たたんだ服の片付けまで
楽チンに出来てしまいます。


一箇所にまとめて持っていき
そこでそれぞれの定位置に仕分ければ
いいだけですからね。
メチャクチャ時短で洗濯作業が出来そうな住まいでしょ??


レ掃除も楽チンにしたくありません?


そして、もう1つお伝えしておきたいことが
「掃除の楽チン度合い」です。


まずM様宅は
敷地の充分な広さがあったこともあり
平屋で設計させていただいたのですが
平屋にしたことで「ルンバ」が活躍しやすくなります。


今の家は、バリアフリーが当たり前だし
M様宅は「中庭」の周囲をグルグル回遊できるので
なおのことです。


後は、ホコリが床に落ちるように
工夫をすればいいんですが
そのためにはホコリが溜まっちゃいそうなモノを
出来るだけなくさないといけません。


例えば、M様宅には
窓枠、ドア枠、カーテンレールが一切ないのですが
こうすることによってこれらにホコリが溜まらず
全て床に落ちてくれます。


また、巾木の通常よりも
薄いタイプのものを使用しているため
その上ものホコリが溜まりにくくなり
その分、掃除の手間を省くことが出来ます。


さらに、何かを飾るために棚やニッチなども
収納以外には一切つくってないし
なんやかんやと物を置いてしまう
キッチン前カウンターもあえて厚みを薄くし
スマホ以外何も置けないようにしています。


結果、ホコリ掃除が
メチャクチャ楽チンになるってわけです
いちいち置いてあるものを除けながら
拭き掃除をしなくてよくなりますからね。


ということで
家を考える時は暮らしやすさまで
しっかりデザインしてくださいね!!
ほとんどの家が
この暮らしやすさのデザインまで
意識が届いていないような気がするので。


今回はここまで!!
次回はリゾートで豊かに暮らすお家について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年07月25日

豊かな日常をつくる

sinnpuru.jpg

道行く人の視線を
数秒間、釘づけにしてしまうほどに
美しいフォルムで佇むM様のお家。


そして、漆喰の如く
一切混ざり気のない真っ白な壁は
その背景に広がる深いブルーの空が
まるで自分たちのために
存在しているかのように感じさせてくれます。


また、白と相性がいい天然の木材を
ファサードに使用したことで
美しさの中に温かみが生まれ
その表情をより豊かにしてくれています。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


と、今回はちょっと詩的な感じで
スタートしてみました(笑)


まっ、こんなことをわざわざ書かずとも
美しい建物においては
物体そのものがこれら全てを物語っているんですけどね。


ということで
ここからは家の外側についてではなく
謎に包まれた家の内側のことについて
お伝えしていきたいと思います。


うちの建物は、外観からは
家の中が一切想像できないように
なっていますからね。


レ日常の中にいつも存在する豊かさ


白と木のバランスが絶妙な
美しいファサードの奥にある玄関ドアを開けると
信じられないほどに光に満ちたエントランスが
あなたを迎えてくれます。


また、その目の前には
全面にウッドデッキが設けられた
「中庭」が広がるとともに
再び美しい空があなたの目に飛び込んできます。


つまり、家の中に入った瞬間から
明るくて開放的な空間が
目の前に広がっているというわけです。


そして、エントランスから前に進むと
リビングダイニングキッチンが目の前に広がります。


もちろん、この空間にも「中庭」から
絶え間なく光が差し込み続けているため
まるで外で過ごしているかの如く
自然光を浴びながら心地よく過ごしていただけます
視線を遮るためのカーテンをする必要がないからです。


それゆえ、いつも空を眺めながら
ここでくつろぐことが出来るし
食事をとることも出来るし
たとえ雲で太陽が遮られようとも
また、たとえ雨でどんよりしていようとも
昼間は照明をつける必要に迫られることがありません。


また、キッチンで作業しながら
外で遊ぶ子供たちの様子をずっと見られるというのも
「中庭」が持つ大きな魅力の1つです。


外につくった庭で遊ぶとなると
あなたも子供と一緒に外に出ないといけないし
外で遊ぶとなれば幾分危険も伴うわけですからね。


しかも「中庭」があれば
人目を気にしなくてよくなるため
そこで子供たちをプール遊びさせるとき
自分たちも水着に着替えて
一緒に遊ぶことだってできますしね。


では、さらに先に進みますね
リビングダイニングを通り過ぎると
そこにはオープンスタイルの洗面ルームが存在します。


そして、もちろんこの洗面ルームも
「中庭」に面しているため
自然光に包まれた気持ちいい空間で
朝の身支度をすることが出来ます。


朝の清々しい光に包まれながら
身支度をするなんて
まるでリゾートホテルで
朝を迎えているような気分ですね。


そして、さらに先に進むと
そこには子供たちの部屋が広がります。


もちろんこの部屋も「中庭」に面しており
「中庭」からのメインの光を
採り込みように設計しているため
人の目にさらされる外部には
風を通す程度の窓しか設置していません
結果、防犯性もグンとアップしているというわけです。


また、子供部屋をあえて
リビングダイニングと「中庭」を挟んで
対面してつくるようにすることで
子供たちが自分の部屋をより使いやすくしています
お父さんやお母さんの気配を感じながら
自室で過ごすことが出来るからです。


結果、リビングダイニングを
スッキリ保ちやすくなります
なんせリビングに一番散乱しがちなものは
子供たちのものですからね・


いかがでしたか?


「中庭」がある暮らしを
具体的にイメージしていただけましたか?
また、間取り1つで日々の暮らしを
より豊かにすることが出来るということを
イメージしていただけたでしょうか?


今回はここまで!!
次回は暮らしやすさをデザインするについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年07月22日

間取りとコストの相関関係 続編

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて、前回の記事では
より生活に密着した視点で間取りを考えれば
イニシャルコストを抑えながら
いい家を建てることが出来る
というお話をさせていただきましたが
イニシャルコストが抑えられれば
同時に維持費(ランニングコスト)も
抑えられるようになるので
今回はそのコトについて
お伝えしていきたいと思います。


例えば、弊社では快適性をより高めるために
空気の流れを遮断してしまう廊下をカットしつつ
部屋数や部屋の広さを見直すことによって
出来るだけ家をコンパクトにしています。


こうすることにより
家全体に空気が循環しやすくなり
より冷暖房効果が高くなるからです。


また、同時に最小限の窓で
明るさと開放感を実現することを意識しているのですが
こうすることによって自然と断熱性能も高くなります
単純に、窓よりも壁の方が断熱性能に優れているからです。


そして、これらの工夫によって
面積や部材にかかるコストを抑え
結果、イニシャルコストを抑えるとともに
継続してかかり続ける冷暖房コストも
抑えるようにしているというわけですね。


さらに、家がコンパクトになれば
多少ではありますが固定資産税も安くなるし
家がコンパクトになった分
土地もコンパクトに出来るとも考えられますよね?


となれば、土地の固定資産税も
多少なりとも安くなるし
土地がコンパクトになれば
その分外構工事費用も抑えられるし
かつ庭の維持管理の手間も
抑えることが出来るようになります。


レ目を背けがちなコストのことも考えておく


家を所有することによる
代表的なランニングコストとして
光熱費と固定資産税について
まずはお伝えさせていただいたのですが
ここからは「メンテナンスコスト」について
お伝えしていきたいと思います。


これも、家を維持していく上で
とっても大切なランニングコストですからね。


弊社では、このメンテナンスコストを
出来るだけ抑えられるように
2つのコトを意識しながら家づくりを行っています。


まず1つ目が「平屋」にすることです
平屋にすれば
外壁を塗り替えする時の足場代をカットできるし
平屋は、2階建てより屋根面積は広くなるものの
屋根よりも圧倒的に面積が広い外壁が
2階建てよりも小さくなるため
その分、塗装代を抑えられるからです。
つまり、外部の塗り替えにかかるコストを
安く抑えることが出来るというわけですね。


持ち続けている以上
おそらく2~3回は塗り替え工事を
しないといけないでしょうから
積み重ねを考えると
けっこうバカになりませんからね。


そして、2つ目の工夫が
家の正面から汚れの原因となる部材を
なくしているということです。
窓、換気扇、エアコンにダクトカバー
室外機、給湯器、といった部材、です。


これらが正面になくてもいいように
間取りを考えることが出来れば
家の正面を汚す原因がなくなります。


結果、いつも目にする正面が汚れにくくなり
汚れが目立たない状態が維持できれば
塗り替えの周期を少しでも
長くとることが出来るようになります。


いかがでしたか?


このように弊社では
家づくりのイニシャルコストを抑えると同時に
ランニングコストも抑えることを意識しながら
間取りや外観をご提案させていただいています。


ということで
デザインはもちろんのこと
こういった点にも着目していただきながら
弊社の家をご覧になってみてくださいね。


今回はここまで!!
次回は豊かな日常をつくるについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年07月19日

間取りとコストの相関関係

何に重きを置いて家づくりをするのかと
それを実現するための手段は、「十人十色」だと思いますが
住宅会社もまた何に重きを置いて
家づくりをしているのかと
それを実現するための手段は「十社十色」です。


例えば、耐震に関する考え方1つをとっても
耐震性をよくするということは
共通言語ではあるものの
それを実現するための手段は会社によって異なります。


また、快適な家をつくるということも
共通言語ではあるものの
それを実現するための手段は会社によって異なります。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


ということで今回は
弊社の家づくりに対する考え方を
ダイジェスト的にお伝えしていきたいと思います。


まず、耐震に対する考え方を
「平屋」にすることをオススメしています
平屋にすれば、上からの荷重が減り
台風などの強風に打たれた時
トラックなどの重量車両が通った時
大きな地震が起こった時
これら全ての振動による劣化を軽減出来るからです。


耐震等級3の取得時も
2階建てのように間取りに制約が出にくいため
自由な間取りを実現しやすいという
メリットもありますしね。


快適性に関しては
「温熱環境」「プライバシー」「防犯性」「家事負担軽減」
の4つが重要なポイントとなりますが
その全てを間取りで解決するのが弊社の基本的なスタンスです。


間取りで解決することが
最も予算を抑えられる手段だからです。


「温熱環境」に関しては
いい断熱材を使いつつも
空気の流れを遮断する廊下をほぼなくすこと
そして、部屋数や部屋の広さを見直すことで
家をコンパクトにし
冷暖房効果を高めるようにしています。


かつ、快適性を劣化させないために
窓が減らせるような間取りづくりをしています
窓がたくさんあると
一見明るく開放的な家になるような気がしますが
実際のところは、家の壁が減るため耐震性は劣化するし
断熱性能も悪くなってしまうからです。


というわけで、最小限の窓で
家全体に光が届けられるように
カーテンが必要のない窓と間取りづくりをすることによって
家の快適性を最大限に高めているというわけです
プライバシー性の強化という点においても、です。


家が小さくなれば家の価格は安くなるし
窓が少なくなれば家の価格は安くなるし
カーテンがいらなければ家の価格は安くなるので
コスト面でもメリットがありますしね。
防犯性に関しても
間取りで解決することが出来れば
その分、余分な出費が必要なくなります。


外から見ただけで
間取りが分かる家にしなければ
そもそも泥棒から狙われにくくなるし
防犯対策のために
シャッターや目隠しや植栽をする必要がなくなるし
セコムやアルソックなどのセキュリティー対策を
する必要もなくなるからです。


家事負担の軽減に関しても
間取りでその多くを解決することが出来ます。


例えば、寝室と子供部屋を2階につくれば
自ずとリビングに荷物が集中し
片付けにくい家になってしまいますが
平屋を基本とすれば、自ずとみんなが
自分の荷物を自分の部屋に持っていきやすくなります。


また、収納は離れた場所にあるよりも
近くにある方が使い勝手が良いと思いますが
2階にたくさん収納をつくるより
1階にたくさん収納があった方が
圧倒的に片付けやすいのも明白なことです。

洗濯物を干しに行くにしても
わざわざ2階に干しに行くよりは
そのまま数歩歩いただけで干せた方が
圧倒的に楽チンだとはお思いませんか?
その方が取り込みや片付けするにしても
圧倒的に楽チンなはずですしね。


このように弊社では
長く住み続けていくことになるお家を
より生活に密着した視点で
間取りを考えることによって
余分な出費を増やさないようにしつつ
家づくりをするようにしていきます。


そして、この話は
家のイニシャルコストだけじゃなく
後々のランニングコストにも影響してくるので。。。


今回はここまで!!
次回は間取りとコストの相関関係
「ランニングコスト編」について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年07月15日

「土地がある」にも種類がある

仮に実家に家を建てることが出来る
土地があるとしたら
そして、そこに住んでも
そう不便じゃないとしたら
新たに土地を購入するのではなく
その土地を有効活用することを
まず考えてみても
いいのではないでしょうか?


ましてきゃ、資金計画をした結果
土地を買うと確実にその後の暮らしが
しんどくなりそうだとしたら
なおのことそうすべきじゃないかと
個人的には思っています。


土地購入費用が丸々浮くとしたら
その分、別のことにお金を使うことが出来るからです
子供の教育・進学資金とか
趣味・レジャー・旅行費用といった費用に、です。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


まー、とは言っても
親の近くで住むかどうかということは
単純にお金だけの問題ではないと思うので
無理なら無理で、割り切って
土地を買ってくださいね。


あくまで、買うか買わないかによって
金銭面な負担が減るという話なので
そうすることで、心理的な負担が
ズドンと増えちゃいそうな方は
今回は軽くする―していただいても
いいかもしれません(汗)


レどんな土地かで話は変わってくる


では今回は
自分で土地を買わなくていいことを
前提として話を進めていきたいと思いますが
とはいえ、土地の状況次第によっては
そうする意味がない場合もあったりします。


例えば、そもそも実家の近くの土地を
親御さんがあなたのために購入してくれたとしたら
こんなラッキーなことはありませんよね。


その上、水道は引き込まれているわ
加入金も払わなくていいわ
境界もちゃんと出来ているわとかだと
なおのこと言うことはありません。
全くお金がいらないわけですからね。


他方、倉庫や古い家が建っている土地を
譲ってくれるとしたら
まず、その建物を解体しないとしたら
水道がそのまま使えないとしたら
新たに引き込み直さないといけません。


また、境界が傾いているとか
強度的に問題がある場合などは
建て替えと同時にやり替えないといけません。


つまり、「土地を買わなくていい
=土地に全くお金がかからない」
というわけではないということなので
手放しで喜ぶのではなく
こういった付帯工事に
多かれ少なかれお金がかかるということを
理解しておかないといけないというわけですね。


さらに、田舎の場合などは
家を建てるために田んぼや畑といった農地を
譲ってくれる場合がありますが
この場合は家を建てる敷地の広さに留意しないと
とんでもないことになってしまいます。


土地の造成費用は
土地は広くなればなるほどより高くなるからです
とりわけ高いのが残土処理です
(農地の場合、表土をすき取って
別の種類の土地を入れ直すため
そのすき取った土の処分をしなければいけません)


また、残土処分費用だけじゃなく
新たに入れる土も
体積が増せば増すほど
高くなるのは当たり前だし
土地の面積が広がれば
それに伴って隣地との境に新設する
境界壁も長くなってしまうため
その費用もより高くなってしまいます。
(最後の外構工事費用も
土地が広いほど高くなってしまいます)


この他、農地の場合は
水道が敷地に引き込まれてないため
100%水道引込工事をしないといけないし
農地を宅地に変えるためには
農地転用申請という許可申請を
県や市に行わないといけないため
その許可申請費用も別途で必要となります。


そして、これらを合わせると
近くの土地を買うのと変わらないか
あるいは、買った方が安いなんてことも
十分あり得るというわけなんですよね。


このように単純に土地があると言っても
その分がどんな状況なのかによって
かかる費用が大きく違ってくるので
そういった隠れた費用も
忘れず予算計上しするようにしてくださいね。


そして、その上で
家にかける予算を決めていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は、間取りとコストの相関関係について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年07月11日

バブル予算で考えていませんか?

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて今回は
家づくりの方向性と
お金(予算)の関係について
お伝えしていきたいと思います。
あくまで私の個人的な意見ですが
しばしお付き合いいただければと思います。


で、私の意見では
ご夫婦の職業や収入によるものの
家は奥さんの収入をあてにするのではなく
ご主人の給料で払える範囲内で建てるのがベストです。


また、その際でもボーナス払いは使わずに
ベタローンで払える範囲内の
予算に抑えるべきです。


というのも
今回のコロナウイルスのような
不測の事態が起こった時
パートやアルバイトで働いている方は
真っ先に仕事を失う可能性が高く
そうなれば奥さんの収入を
あてにしつつ家を建てている方は
窮地に追い込まれてしまうからです。


また、企業の業績が落ち込んだ場合
確実にボーナスがカットされ
この場合も一気に生活が苦しくなってしまうからです。


では、一体どれくらいの予算で
家づくりをすればいいのか
という話になるのですが
私は、返済金額の上限が
毎月の手取り金額の30%だと考えています。


仮に手取りが25万円だとしたら
返済の上限が7.5万円だし
手取り金額が20万円だとしたら
返済の上限が6万円だということですね。


本音で言うと
私はこれを超えるのは
まあまあ危険だと思っているので
これを大幅に超える返済金額を
提示してくる住宅会社があった場合は
その根拠をお聞きした方がいいと思います。


それはさておき
では、これくらいの返済金額で家を建てる場合
一体どれくらいの予算になるのでしょうか?


まず、毎月の返済金額が7.5万円だとしたら
銀行から借り入れ出来る金額は
35年ローンで大体2650万円で
30年ローンで大体2300万円です。


また、毎月の返済金額が6万円だとしたら
銀行から借り入れ出来る金額は
35年ローンで大体2100万円で
30年ローンで大体1850万円です。


そして、この金額に
それぞれ自己資金を足した金額が
家づくりにかけるべき予算である
ということになるのですが
現実はなかなか厳しいものですよね?


レ自己資金の有無で方向性は変わる


ぶっちゃけ家づくりは
自己資金の有無とその度合いによって
方向性がものすごく変わってきます。


例えば、銀行から2650万円借入れしても問題なくて
かつ、自己資金が500万~1000万円ほどある方なら
それなりに立地にこだわって土地を買って
家を建てることが出来ますが
銀行から借り入れしていい金額が2100万円で
かつ自己資金がゼロである方の場合
土地を買って家を建てるのは
現実的な話じゃなくなってしまいます。


それゆえ、まずは資金計画によって
どうすべきかの方向性を
よく考えることが大事だし
可能であれば、後者の場合
土地を買わないという選択肢が
最も望ましいことは言うまでもありません。


とはいえ、土地がなければ
土地から買わざるを得ないのですが
この場合、土地にかける予算と
家にかける予算の両方を
かなりシビアに考えなければいけません。


つまり、住む場所や土地の広さ
そして家の広さなどが限定されてくる
というわけですね。


ちょっと極端な例を
出してしまいましたが
私は、ほとんどの方が


どちらかというと前者というよりは
後者に近いんじゃないかなと思うので
これから家を建てようとお考えの方は
将来をかなりシビアに見積もりつつ
家づくりをしていただければと思います。


そして、土地にかける予算や家にかける予算を
市場の当り前に左右されることなく
自分の予算に照らし合わせつつ
真剣に考えるようにしてください。


建てた後に予算の失敗に気付いても
100%取り返しがつかないのが
家づくりの一番怖いところですから。


今回はここまで!!
次回は、「土地がある」にも種類があるについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年07月08日

見落としがちな隠れ費用

あなたが平屋を建てたいとしたら
でも少しでも予算を抑えながら
建てたいとお考えだとしたら
A:坪単価15万円の60坪の土地
B:坪単価5万円だけど120坪ある土地
どちらも立地的に申し分ない場合
この2つのどちらを選ぶでしょうか?


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて今回は
土地の隠れた経費について
お伝えしていきたいと思います。


土地の隠れた経費は
家の予算を大きく狂わせるし
その後の暮らしにも響いてくる
可能性もあるので
ぜひ覚えておいてください。


この場合
Aなら土地代に900万円
Bなら土地代に600万円
ということになるのですが
土地は土地代だけで買えるものではなく
土地ごとに完成度にムラがあり
その穴を埋めるために
その土地の応じて
さまざまな工事が必要となります。


例えば、Aの土地は給排水のために費用や
境界のための費用が発生しないのに対し
Bの土地は給排水のための費用も
境界のために費用も発生するとしたら
状況は違ってきますよね?


仮に、水道を敷地に引き込むために
約50万円別途で必要となり
かつ、境界をつくるために
約100万円別途で必要となるとしたら
600万円の土地代に150万円が
上乗せになってしまうことになります。


また、60坪の土地に平屋を建てる場合
外構工事は90万円もあれば出来ますが
120坪となると、土地の余白が
60坪も増えることになるため
その分、工事費用がかさみ
さらに150万円ぐらい外構工事費用が
高くなってしまうかもしれません。


となると、トータルコストで考えると
どちらの土地を買っても
かかる費用はトントンということになります
900万円✙90万円=990万円
600万円✙50万円✙100万円✙240万円
=990万円
という感じです。


レランニングコストと維持管理にも目を向ける


そして、もう一歩踏み込んで
考えていただきたいのが
ずっと維持していくためのコストです。


まず、土地を持つと必要となるのが
固定資産税ですが
固定資産税は200平方メートル(約60坪)までと
それ以上とでは税金が倍違ってきます。


200平方メートルまでは
土地の評価が6分の1になるのに対し
それを超えると3分の1になってしまうからです。


そしてこの結果
一生余分な税金を支払っていかざるを
得なくなってしまいます。


仮に毎年20.000円
固定資産税が高くなってしまうとして
今後60年生きるとしたら
合計120万円高くなるということですね。


また、土地を広く買ってしまうと
その分土地の維持管理にも
手間がかかることになります。


草抜きが大変なことはもちろんのこと
お金をかけて外構工事をすればするほど
そのメンテに手間もかかれば
物によったらお金もかかることに
なるかもしれませんからね。


いかがですが?


分かりやすく説明させていただくために
だいぶ極端な例にしてしまいましたが
要は、土地は
目に見えている費用だけで考えるのではなく
目に見えない費用にも目を向けることが大切だ
ということなんですよね。


ということで
住もうと思っている地域が田舎で
そもそも広い土地しかない場合は
仕方ありませんが
そうじゃない場合は
こういった点にも注意しながら
土地選びをしてくださいね!!


今回はここまで!!
次回は、バブル予算で考えていませんか?について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年07月04日

コストを下げつつ保険を充実させる方法

地球温暖化の影響によって
昨今、自然災害による被害が
日本各地で増えています。


そして、それに伴って
大手損害保険会社が来年度より
保険料を大幅に値上げすることになったし
夏の豪雨による寡占氾濫によって
自治体のハザードマップに連動して
保険料が決められるようになったのですが
今後も、ますます火災保険料は
値上がりしていくのではないでしょうか?


よほど急激に地球温暖化に
歯止めがかからない限りは、です。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


され今回は
家を建てると必ず加入しなければいけない
火災保険についてお伝えしていきますね。


これからの家づくりでは
保証を充実させつつも
保険料を抑える工夫が
欠かせないポイントになるので
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。


レT構造vsH構造


建物の構造は、大きく分けると
耐火(T)構造と非耐火(H)構造の
2つになるのですが
どちらの構造になるかによって
火災保険料は大きく異なります。


イメージ的には
非耐火構造を100とするならば
耐火構造は40という感じですね
つまり耐火は非耐火の60%オフってことです。


それゆえ、火災保険料を抑えるためには
絶対に耐火構造にすべきなのですが
基本的に非耐火構造である木造住宅を
耐火にするためには
「省令準耐火構造」という
仕様にしなければいけません。


また、火災保険料は
補償の範囲によっても差異が生じます
水災まで網羅するか否か
建物だけじゃなく家財まで網羅するか否か
といったところですね。


もちろん、近年の状況を踏まえると
たとえ水災の心配がない地域でも
水災補償を外すことは出来ないし
それと同時に、家財まで補償の範囲を
広げておいた方がいいような気がするので
そうなれば、なおのこと
火災保険の負担を減らすためにも
耐火構造にしておくことが
必要不可欠なのではないでしょうか?


レ地震保険料にも影響する


さらに、いつ起こってもおかしくない
地震に関しても
保険をかけておきたい
という方も多いと思いますが
この地震保険に関しても
耐火と非耐火とでは
火災保険同様に価格に大きな開きがあります。


それゆえ、絶対に耐火構造にすべきだし
地震保険も火災保険同様に
建物本体だけじゃなく
家財まで入ることが出来るので
耐火にすることで
大きな負担にならないのであれば
そこまで網羅しておいても
いいかもしれません。
(建物より家財の方が
保険がおりやすいと言われているからです)


この他、地震保険に関しては
耐震等級によっても割引率が違ってくるので
その点も考慮すれば
なおのこと保険料を
抑えることが出来るようになります。


これからのことを考えると
損害保険は、出来るだけ
充実させておいた方がいいのですが
とはいえ、そうすることによって予算を圧迫し
保険貧乏になってしまったのではことも子もありません。


ですから、保険料が安くなる工夫をしつつ
家計の負担にならないように
今後に備えていっていただければと思います。


保険も一生必要なランニングコストだし
あくまで、日々の暮らしと
気持ちにゆとりがあることが前提ですから


今回はここまで!!
次回は、見落としがちな隠れ費用について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

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