古民家

古民家でリノベーション

近年、古民家を再生させてリノベーションをすることが注目を集めています。これは、古民家に昔ながらの日本の住まいの味わいや良さを感じ、この思いを感じながら快適に暮らしていきたいと考える方や、先祖代々受け継ぎ思いの詰まった家を将来に残していきたいと考える方が多くいるためです。
そこで、ここでは、古民家をリノベーションする際のメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
多くの場合、メリットだけがピックアップされる傾向にありますので、デメリットもしっかりと理解したうえで古民家リノベーションを検討しましょう!!

では、紹介していきましょう。

古民家リノベーションのメリット

古民家でリノベーションする場合のメリットとして、主に「材料の強度がいいこと」「資源の保護になること」「固定資産税が軽減できること」「デザインに独自性がでること」の4点が挙げられます。

材料の強度がいいこと

古民家の柱や梁などの材料には、樹齢100年のヒノキやケヤキなどが使われています。樹齢100年のヒノキの場合、伐採されてから100年後に最も強度が高くなりその後、200年から300年間はその強度が維持されます。さらに、その強度が落ちるのは1200年ほどからと言われています。また、ケヤキの場合でも強度が落ちるのは800年ほどからと言われています。
古民家は古いからという先入観からか、リノベーションの際強度について対策を行わないといけないと心配する方がいますが、ほとんど心配する必要はありません。
また、古民家の柱や梁などの材料は現在では入手が困難で、入手するのに相当な費用がかかり、入手すらできないこともあるため希少性が高いことにも魅力を感じるかと思います。

kominka.jpg資源の保護になること

古民家リノベーションでは、柱や梁などの材料を再利用できるため資源の保護につながります。環境にやさしいため環境保安に貢献することができます。
また、シックハウス症候群やアトピー、アレルギーなどの原因物質を含む材料が使われていません。さらに、古民家は構造上、マンションなどのように完全に密封されていないため、結露が発生しにくく、結露による湿気が原因のアトピーやアレルギーになる可能性は低いです。そのため、人にやさしく古民家リノベーション後は、より健康的に暮らすことが出来ます。

固定資産税が軽減できること

固定資産税は築後数年により税額が決定するため、古民家を取り壊して新築を建てるよりも、税金を軽減できます。
住いをリノベーションすると税金が高くなると心配する方がいますが、
新築に比べ安く済みその分、節約したり、リノベーション費用に充てることができるため、金銭面で魅力を感じることかと思います。
ただし、増築の場合は評価の見直しが行われるため注意が必要です。固定資産税は自治体によって細かな部分での解釈に違いがあるため、古民家リノベーションの際は、最寄りの自治体の窓口に問い合わせてみることをお勧めします。

デザインに独自性がでること

長年使われてきた太い柱や梁を取り入れることで、他にはない住まいを造りをだすことが出来ます。年代を感じさせ、日本の伝統的な木造建築は持つぬくもりや懐かしさを味わうことができるかと思います。
さらに、今の一戸建てのデザインは大体パターンが決まっていますが、古民家はパターンなどなく家々によってデザインが異なり、それをもとにリノベーションを行うために、自分だけの独自の世界をより簡単に造りだせます。

古民家リノベーションのデメリット

古民家でリノベーション知る場合のデメリットとして、主に「断熱性が良くないこと」「耐震性に不安があること」「思っている以上に費用がかかること」の3点が挙げられます。

断熱性が良くないこと

古民家は風を建物全体に巡らせるような構造になっているため、夏を快適に過ごすことができます。しかし、今の住まいと異なり天井も高いため、暖かい空気は上部へ逃げてしまい冬の寒さを一層感じるかと思います。そのため、リノベーションでは、暖房や断熱への対策が必要になってしまいますし、住み始めてからも、冬場は暖房費などのコストが余計にかかってしまいます。
ただし、これを古民家で住む良さととらえ、暖房器具に薪ストーブやいろり掘りごたつなどを用いて、古民家の冬の情緒を感じるのも一つの楽しみになるかもしれません。

kominka2.jpg耐震性に不安があること

古民家は耐震基準が制定される前に建てられているため、耐震性については心配している方も多いかと思います。
今の住まいは、倒壊しないように構造をしっかりと固めるという考え方で造られていますが、古民家の場合は、柱や梁の接合部や壁を変形させたり、建物自体の一部を破壊させることで、全体にかかる地震の揺れを吸収するという考え方で造られています。そのため、古いからと言って一概に古民家の耐震性が低いとは言いきれません。
ただし、見えない部分で材料が割れていたり破壊されている場合もあるため、古民家の構造設計に詳しい専門家に相談して耐震診断を受けることをおすすめします。

思っている以上に費用がかかること

古民家リノベーションの場合には、思ったよりも費用がかかる傾向にあります。
特に、材料に関連する費用が予想を上回る場合があります。材料にこだわりだすと希少性が高いため上限なくどれだけでも高いものもありますし、手に入れた材料を洗い、きれいにするとともに、すでにある材料との統一感を出すために塗装を行うことなどにも費用がかかってしまいます。また、廃材を処分したりするにも費用がかかります。
そのため、古民家リノベーションには、お金にある程度の余裕をもっておく必要があります。


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