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2022年12月02日

正しい図面の見方

「家族が増えて手狭になった・・・」
「今の状態では部屋が足りない・・・」
「収納からモノがはみ出している・・・」

多くの方にとってこれらは
家を建てるきっかけになる大きな理由だし
さらに家族の人数が増える可能性があるとしたら
現在の暮らしみたいにならないように
少しでも家を広くつくろうとしてしまいます。


しかし、家の価格は面積に大きく左右されるため
そうすれば家の価格が高くなってしまい
ローンにその負担がのしかかってくることになります。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


それゆえ
家の予算を合理的に落とす方法
つまり家を出来るだけコンパクトにする方法を
建てる前に知っておかないといけません。


もちろん、何でもかんでも
削ったらいいわけではないので
いるモノはしっかりつくり
逆にいらないモノだけを省くことによってです。


例えば、廊下をなくすとか
使用頻度が少なそうな部屋をつくらないとか
部屋の広さを必要最小限にする
といった工夫ですね。


レ収納も例外ではない!?


そしてこの見直しは
収納すら決して例外ではありません。


収納をたくさんつくれば
それだけで収納不足が解消されるわけじゃないし
床面積が増えれば
ただただコストアップにつながるだけですからね。


syuunou.jpg


この3つの図は全て
2帖という広さでつくった納戸ですが
ご覧いただければ分かるように
棚のつくり方やドアの位置によって
収納出来る分量が大きく異なります。


では1つ1つ説明していきますね。


まずAの収納ですが
1方向だけしか棚をつくっていないため
幅1.69mの棚板を
何枚つけるのかによって
収納量が違ってきます。


仮に棚板が2枚であれば
使える段数は3段になるので
1.69mx3枚=5.07m分
棚があるということになるのに対し
棚を5枚にしたら使える段数が6段になるので
1.69mx6枚=10.14mになる
といった感じです。


では続いてBの収納です
つまり、もう1方向棚板を増やした場合ですね
この場合、棚板の奥行きを30cmと仮定すると
1.69m-30cm=1.39mの棚を
クロスして設置することが出来ます。


その結果、クロス方向にも6枚棚板がつくため
1.39mx6枚=8.34m分
先程の場合より棚が増えることになります。


Cの場合はどうでしょうか?
Cは収納への入り口を
少し真ん中にずらした場合です。


となると、反対方向にも
棚板を設置することが出来るので
さらに1.39mx6枚=8.34m分
棚が増えることになり
Aの場合とは比べ物にならないぐらい
モノが置けるようになります。


このように一口に2帖の納戸と言っても
そのつくり方によって
収納量に雲泥の差が生まれるのが
収納の知られざる真実なんですよね。


まー、言われてみたら「あっ、そっか!」
という感じだと思うんですけど
図面の見方を知らないと
どうしてもこれに気付けないんですよね。


レそこに立っている目線で図面を見る!


では、ここからは結論を述べたいと思います
図面を見る時は上から眺めるのではなく
そこに立っている目線で見てみてください。


そうすれば
床面積で収納の量を判断するのではなく
収納の中に存在する壁の量で
収納量を判断することが出来るようになります。


つまり、上から眺めているだけだと
どうしても収納が足りないんじゃないかと感じてしまい
悪戯に床面積を増やしてしまうのですが
この見方が出来れば
それが回避しやすくなるというわけですね。


というわけで
不用意に面積を増やさなくても
簡単に収納量を増やすことは出来るので
この事実をあらかじめ知った上で
家づくりをしていただければと思います。


ぜひ参考にしてください!

今回はここまで!!
次回は現実的な間取りづくりについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2022年11月28日

家事動線を気にしなくていい家とは?

間取りを考える上で
「家事動線の良さ」はとっても重要なことです。


仕事に家事に、そして育児に忙しい
奥さんの負担を和らげるためには
絶対に欠かせない要素ですからね。


しかし、この問題は
ある固定観念に縛られていたままだと
実はどれだけ考えても
スッキリ解決できないんですよね・・・


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


例えば、洗濯機が1階にあるのに
干し場が2階だとしたら
これはスムーズな動線だとは言えません
たとえキッチンと脱衣室を
隣り合わせにつくったとしても、です。


水気を含んだ重い洗濯物を持って
階段を上がるのはしんどいし
ましてや何回にも分けて
持ち運びしなければいけないとしたら
それだけで結構な労力ですからね。


そこで、この労力を少しでもカットするために
1階のキッチンか脱衣室に勝手口をつくり
そこから出たところに干し場をつくるというアイデアを
多くの家が採用しているのですが
これはこれで洗濯物の取り込みが大変だ
という壁にぶち当たります。
勝手口を通してリビングと外を
何回も行き来しないといけないからです。


その上、勝手口から外に出て干すとなると
お隣さんやご近所さんと
鉢合わせすることが多くなるため
さすがにパジャマやノーメイクといった
油断した状態では出にくいですしね。


そんなこんなで
これも完璧な解決策とはならないというわけです。


では、2階に洗濯機を置くという
アイデアはどうでしょうか?
つまり面倒な階段の行き来をなくせる上
干し場は近いし、片付けるのも近いし
かつ人目も気になりにくいというアイデアです。


この場合、洗濯機とともに
お風呂場も2階になると思いますが
リビングダイニングキッチンと水回りが離れるのが
不便かどうかが争点となります。


あと、衣類をどこに収納するのかも
よく考えないといけませんよね
いつも使うものやいつも着るものは
リビングの近くにないと不便だし
この不便さの積み重ねことが
結果的にリビングの散らかりにつながりますからね。


じゃあそれを解決するために
水廻りとともにリビングダイニングキッチンも
2階に上げてみましょう
かつ、2階に衣類収納もつくってみましょう。


となると、ずいぶんと生活しやすくなりそうですが
この場合の問題点は歳をとってからですね
足腰が悪くなってしまったら
階段が苦痛になりますからね。


もちろん、土地面積や立地上
そうせざるを得ない場合は
そんなことも言っていられないですが
もし敷地にゆとりがあるとしたら
これもあまり現実的な解決策じゃなさそうですよね。


レある前提をなくしてみるだけ


と、ここまで
家事動線が良くなりそうな解決策を
いくつか考えてみたんですが
これらにはある前提条件があることに
お気づきいただけたでしょうか?


そうです!
どれも家が2階建てであることが
前提条件なんですよね。


つまり2階建てである以上
どんなに工夫してもどこかしら
家事動線に問題が発生するというわけですね。


では平屋だと家事動線の問題は
完璧に解決するのでしょうか?


まず平屋の場合
洗濯機の干し場も取り込み場所も衣類の収納場所も
全て同じフロアになるので
その移動はかなり楽になります。


しかし、干し場が勝手口から出た場所だとしたら
先程と同時に取り込む作業には手間がかかるし
お隣さんやご近所さんと鉢合わせしてしまいます。


それゆえ、周りのお家とも兼ね合いも考えつつ
どこに干し場をつくるのかをよく考える必要があります。


つまり、お隣さんやご近所さんから
見えない場所に干し場をつくるためには
どうしたらいいかを考えなければいけないというわけですね。


これさえ出来れば
家事動線なんて気にしながら
家を建てる必要がなくなります。


平屋だとそもそも移動が水平だけだし
その距離もほんのわずかだからです
また、すべての部屋と収納が同じフロアにあるので
それぞれの部屋と収納をフル活用しやすいからです。


ということで
「家事動線がいい家にしたい」とお考えであれば
そもそも2階建てありきで
家を考えないようにしてください。


とはいえ平屋の場合は
プライバシーが担保されてないと
2階建て以上に居心地が悪くなっちゃうかもしれないので
あくまでその点には要注意ですけどね・・・


今回はここまで!!
次回は正しい図面の見方について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

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