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2023年01月30日

電気代は生涯ローンだという認識

脱炭素の流れが加速することによって
今後、確実に電気料金は上がっていく
と言われています。


二酸化炭素の排出を下げるためには
火力発電の比率を減らし
再生可能エネルギーの比率を
増やさないといけないのですが
そうなれば電気の製造コストが
高くなってしまうからです。


そして、その上昇率たるや
毎年3%ぐらいだと言われているのですが
この数字で試算してみると
なんと24年後には電気料金が2倍になるという
恐ろしい結果が導き出されます・・・

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


そんなこんなで、私たちは
その煽りをモロに受けないためにも
家を建てる時に
その防御策を企てておかないといけないのですが
では、具体的にはどのようにすればいいのでしょうか?


レ断熱機能に優れた家にする


まずやるべきことはコレです
断熱を強化することで
外気の影響を受けにくくし
かつ中の熱を外に逃がしにくくする
ということですね。


とはいえ、これに関しては
国も明確な指針を出しており
今やどの住宅会社でも多少の差異はあるものの
必須で取り組んでいることなので
これは関してはサラッと流して
次のコトをお伝えしていきますね。


レ家をコンパクトにする


断熱機能に優れた家にした上で
同時にやるべきことがこれです
つまり、いらない場所を削ることで面積を最小化し
結果、体積を最小化するということです。


体積が小さくなれば
その分さらに冷暖房効果が高くなり
結果、部屋ごとに出来る温度差を
最小化しやすくなるからです。


中でも高断熱化された家に
もっとも不必要な場所が
「廊下」ではないでしょうか
廊下があるとそこが断熱層となり
空気の循環を止めてしまうからです。


なんせ廊下のドアは
閉めなきゃいけないって
思っちゃいますからねー(笑)
いやはや。寒い実家暮らしの癖とでも言いましょうか。


この他、部屋数や部屋の広さなども
よく考えてつくることが大切です
自分たちがそうしたように
子供たちだって
やがて家を出て行くわけですからね。


というわけで
そんな合理的なことを考えつつ
頑張って面積を削っていただくと
なおのこと無駄な電気料金を防ぎやすいのではないか
と思っている次第です。


レ太陽光発電をつける


そして、高騰する電気料金を防御する
3つ目の対策がこれです
理由は、先程の2つの対策は
あくまで冷暖房コストを抑えることしかできないため
それだけでは不十分だからです。


実は、冷暖房費が全電気の中で占める割合は
わずか約28%しかないという
データが国から発表されています。


冷暖房を1年中ずっと
使っているわけではないので
当たり前と言えば当たり前なんですけどね。


じゃあ、電気代は
一体何にかかっているのかと言うと
冷暖房と同じぐらいの比率で
かかっているのが「給湯器」で
冷暖房や給湯器以上にかかっているのが
「家電製品」です
「給湯器」も「家電製品」も
1年中使っていますからね。


なので、電気料金を抑えるためには
これらの電気を買わないように
しなければいけないというわけです
以前に比べてずいぶんと高くなってしまった昼間の電気を。


そして、それが出来る唯一の手段が
太陽光パネルを設置するというわけですね
かつ、エコキュートの焚き出しも深夜にするのではなく
昼間にするといった感じでしょうかね。


ちなみに、蓄電池を一緒に買えば
夜の電気も買わなくてよくなるのですが
蓄電池に関しては
出立ちの太陽光パネルよろしくまだまだお高いので
もっと値段がこなれてくるまでは
といったところでしょうか。


レそんなこんなで結論


これが私なりに考えている
電気料金という、死ぬまでかかり続ける
厄介なランニングコストを
最小限に抑えるために工夫です。


もちろん、もしかしたら
とんでもないウルトラCが現れて
電気料金が上がっていくどころか
下がっていくかもしれないし
思った以上に上がらないかもしれません
つまり、絶対にこうなる!
と言い切れるわけではありません。


また太陽光パネルに関しては
私は絶対につけた方がいいと思っていて
自分自身も設置して
その経済的恩恵を受けているのですが
否定的な意見があるのも事実で
もしかしたらそっちの方が
正しいのかもしれません。


なので、あくまであなた自身で
社会ニュースや経済ニュースを見た上で
この提案を受け入れるかどうかを
ご判断いただければと思います。


今回はここまで!!
次回は収納の活かし方と殺し方について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

346続きを読む

2023年01月27日

家づくり予算の合理的圧縮方法

家は持った方がいいと思うものの
そこにかけるコストは
よく考える必要があります。


理由は、目下の暮らしに
ゆとりを持たせるためではなく
不透明な将来に向けて
充分な準備をしていくためです。


前々回リアルな数字を当てはめて
お伝えしたように
家づくりへのお金のかけ方次第で
老後資金が2000万円以上
変わってくるかもしれませんからね。


なので、今回は家づくり予算の
合理的な圧縮方法について
ダイジェスト的にお伝えしていきたいと思います。


それぞれの具体的なやり方については
また別の記事でお伝えするつもりなので
まずが大枠を掴んでもらえたらと思います。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


家づくり予算を圧縮する方法は
大きく分けて4つあり
この4つを全て実践しなければいけません。


レ家をコンパクトにする


これは最も基本的なことです
家のコストは面積に比例するし
そもそも家のコストをカットしないことには
予算圧縮なんて絶対に無理ですからね。


とはいえ、これの難しいところは
面積カットのやり方を間違えると
とんでもないぐらい狭苦しくて
とんでもないぐらい住みにくい
家になってしまうところです。


なので、面積カットを実現するためには
いらないものだけを抽出し
省くようにしないといけないのですが
実は、これさえ出来れば
実はあなたが考えているよりも
10坪近い小さくい面積で
充分暮らしやすい家を建てることが出来ます。


レ土地もミニマムにする


2つ目がこれです
理由は2つ
そもそも土地が広いと
その分土地代が高くなってしまうから。


そして、もう1つの理由が
土地が無駄に広いとその分余白が出来てしまうから
つまり、外構工事が必要以上に高くなってしまうからです。

また、土地が広くなると
外構工事というイニシャルコストとともに
固定資産税という生涯必要なランニングコストも
高くなってしまいます。


つまり、これは老後資金を
さらに圧迫する原因となってしまう
というわけですね。


レ敷地に余白をつくり過ぎない


3つ目は
2つ目と若干似ているんですが
少し意味合いが違うので
別々に記載することにしました。


先程はそもそも土地を広く買い過ぎない
という意味合いでしたか
これは土地をミニマムにした家で
さらに余白を最小限にするという意味合いです。


簡単に例を挙げるとするなら
平屋を充分建てられるにもかかわらず
わざわざ2階建てを建てない
といった感じでしょうか。


だって、99.9999%
2階建てより平屋が住みやすいし
敷地に余白がなくなれば
その分、庭の維持管理も楽になるし
なにより、外構工事費用を
圧縮することが出来ますからね。


そんなこんなで
敷地を有効活用することは
予算面においても
とっても大事だということですね。


レ土地の向きにこだわらない


そして最後がこれです
みんな南向きの土地に執着しますが
南向きだって100%の土地ではありません。


理由は、南向きの土地に建っている
家をご覧いただくと一目瞭然です
カーテンがずっと閉まっているし
間取りもすぐ分かるし洗濯物は丸見えだし
という感じじゃありません?

つまり、防犯、プライバシー、デザイン
この3つ全てが悪くなりやすいのが
この南向きの土地なんですよね。


そして、この3つを
少しでも良くするために
外構工事により多くのお金を
かけざるを得なくなってしまいます
そもそも土地代も高いのにね。


つまり、土地の選び方によって
土地代だけじゃなく
外構代も変わってくるという話です。


では、話をまとめますね。


これまでお伝えしてきたように
家づくり予算を合意的に圧縮するためには
単純に家を安くするだけじゃダメで
土地、外構費用も同時に安くしないといけません。


そして、そのためには
まずは自分にとって適切な家の広さと
その概要予算を知らなければいけません。


それが分かれば
それに必要な土地に広さが分かるし
そうなれば自ずと
土地にかけるべき予算も明確になります。


というわけなので
家づくりをする時には
まずはそれを知ることから始めてください。


そして、合理的に家づくりの予算を圧縮し
そこで浮いた費用を
将来に向けてコツコツと
投資していってもらえたらと思います。


今回はここまで!!
次回は電気代は生涯ローンだという認識について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年01月23日

お金に困らず暮らし続けるために必要な3つのコト

前回、お伝えしたように
家に絶対に持った方がいいものの
出来る限り予算を圧縮し
その浮いた資金を
今後の資産形成に回さないといけません。


また、家の資金を見直すとともに
家づくりと同じタイミングで
見直すべき支出が「生命保険」です。


前回お伝えしたように
住宅ローン金利の中には
掛け捨ての生命保険料が含まれており
それだけでもしものことがあった時
残された家族を守ることが出来るからです。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


なので、家づくりをする時は
現在加入している生命保険を一旦すべて見直し
仮に住宅ローンを組むことによって
過剰保障になりそうな保険があれば
解約することをオススメします。


そして、その浮いた費用を
家づくりに回すのではなく
資産形成に回してください。


また、これは家と同じタイミングでは
難しいかもしれませんが
資産形成にかける費用を
少しでも増やすためには
車にかけるコストも見直すべきです。


例えば、5年ローンで車を買うとして
300万円の車と450万円の分割払いでは
返済金額が毎月2.5万円違いますが
仮にこの差額費用を資金運用に回すことが出来たら
長期間の複利効果によって
お金が増えることになり
単純にその値段差だけの
違いじゃなくなってきます。


それゆえ、僕個人の意見としては
車にも必要以上にお金を
かけるべきではないと思っています。


車も家同様に
それそのものが直接的に
お金を生むものじゃありませんからね


とはいえ、かといって
乗っていてテンションが全然上がらない
車に乗るのもどうかと思うので
そのあたりのバランスを考えながら
車を買っていただければと思っています。


レなにより大事なこと


そして資産形成をしていただくために
なにより大事なことは
夫婦そろって働き続けていただくことです。


つまり、収入を少しでも増やすために
仕事・家事・育児を夫婦で協力し両立させてください
というころです。

ご主人とともに、奥さんも
ずっと働き続けることが出来れば
夫婦それぞれがそれぞれの財布の中から
資産形成のための資金を捻出出来ます。


また、将来もらえる年金を
少しでも多くするとが出来ます。


結果、ゆとりを持って
老後を乗り切りやすくなります
不安を感じることなく
日々過ごしていただきやすくなります。


将来に対する漠然とした
不安を消すためには
少しでもお金にゆとりを持って
暮らしていくべきです。


また、人生の選択肢を
少しでも増やすためにも
お金はあるに越したことではありません。


なので、そのためには
しっかりと働くことはもちろんのこと
住宅ローン、車、保険といった
長期間固定されてしまう支出を
出来るだけ抑えること
そして、積極的に資産形成していくこと
この3つを覚えておいて
いただければと思います。


今回はここまで!!
次回は家づくり予算の合理的圧縮方法について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年01月20日

暮らしを差別化する家づくり

「家」はそれそのものが収益を生まないし
とてつもなく長い期間
ずっとその返済に縛られることから
「絶対に建てない方がいい」
とお考えになる方もいらっしゃると思います。


しかし、個人的には
出来ることならばみんな
家を建てた方がいいと考えています。


理由は2つ
1つは家を建てた時点で
家族への保障が手厚くなるから
そしてもう1つは
家を建てることによって
暮らしの基盤が整うからです。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


では、この2つを
もう少し掘り下げてご説明します。


1つ目の話は
ちょっとシュールな話になりますが
大切な話なので
このままお付き合いください。


レ「家族への保障が手厚くなる」とは?


家を建てる時
大半の方が住宅ローンを組みますが
住宅ローン金利の中には
団体信用生命保険という
生命保険の掛け金も含まれています。


なので、ローンの債務者に
もしものことが起こった場合
その保険が実行され
住宅ローン残額はゼロ円になります。


となると、毎月の返済がゼロになるのですが
とはいえ、もしものことがあれば
当然、収入も丸々減るわけなので
そんなの屁のツッパリにもならないでしょ!!
と思ってしまうかもしれません。


しかし、債務者にもしものことが起これば
収入と同時に出費もその分なくなります
車の維持費とか生活費全般です。


つまり、住宅ローンも含めると
かなりの出費が軽減できるというわけですね。


また、これに加えて
未亡人となったあなたには
遺族年金が国から支給されるし
小さなお子さんがいるとしたら
さらに上乗せ分の年金が支給されます。


となると
実は経済的には今までとそう変わらず
暮らしていくことが出来ます。


もちろん、ずっと家族一緒に
居られるのが一番だし
どんどん長寿化しつつある現在は
こんな可能性は限りなくゼロに近いと思いますが
とはいえ、ゼロ%ではないので
一応知っておくことが大事かと思います。


レ「暮らしの基盤が整う」とは?


こちらに関しては言わずもがなですが
第一に自らの資産である持ち家で暮らすのと
他人の資産である賃貸アパートで暮らすのとでは
気持ちの持ちようが違うと思います。


そして、ご夫婦ともに
資産とともに家族を守っていくために
仕事を頑張る活力になるでしょうし
たっぷりと思いを込めて
つくった理想の住まいだからこそ
愛情を込めて使うようになるでしょう
子供たちには、実家をつくってやるわけですしね。


子供たちだって
自分だけの部屋があることを喜ぶでしょうし
心おきなく遊べる庭があることを選ぶでしょう。


アパートの時のように
音や隣近所に頭を悩ますこともなければ
気を使いながら暮らす必要がなく
のびのびと暮らしていただけますしね。


そんなこんなで個人的には
絶対に家を持った方がいいと
思っているのですが
僕が考える問題点はその持ち方です。


つまり、持った方がいいとはいえ
そこにかける予算をもっと注意深く考えるべきだ
ということです。


レ将来に大きな差を生む予算設定


例えば35年ローンを組んだとして
毎月の返済が10万円の人と
毎月の返済が7万円の人では
家にかける総支払額が
3万円X35年X12ヶ月=1260万円違ってきます。


しかし、これに加えてその3万円を年利3%で
35年間ずっと運用していったとしたら?


1年目:360,000円X3%=370,800円
2年目:(370,800円+360,000円)X3%
=752,724円
3年目:(752,724円+360,000円)X3%
=1,146,106円
4年目:(1,146,106円+360,000円)X3%
=1,551,289円
5年目:(1,551,289円+360,000円)X3%
=1,968,628円
ー以下、割合ー


35年目=22,429,340円となり
さらに1000万円弱
手元に残るお金が違ってくることになります
これがいわゆる複利によるマジックです。


それゆえ、個人的には
家にかける費用を出来るだけ減らし
リスクを恐れずその余剰金で
資金運用していって欲しいと思っています。


これは、先行きが見通せない
これからの時代には
問答無用で必要な考え方だと思います。


なので、
家は絶対に建てるべきだと思いますが
それと同時に不透明な将来にも
備えていっていただきたいので
まずは運用に回すお金を
少しでも多くつくるために
家づくりかけるコストを夫婦で
よく話し合っていただければと思います。


あなたの資金や家族は
あなたの知識と力で
しっかり守っていってください!!

今回はここまで!!
次回はお金に困らず暮らし続けるために必要な3つのコトについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年01月16日

設計図の盲点

ここ2年ほどは
3Dで立体映像を見ていただきながら
プランの説明をしているので
紙ベースで説明を行っていた以前に比べ
説明が楽になったし
説明が楽になったし
説明を受けるお客さんも
ずいぶんと家のイメージを
掴みやすくなったと思います。


外観にしても
360度回転しながら見ることが出来るし
内観にしても
まるでそこに居るかのような状態で
見ることが出来るし
これに加えて、光の入り具合も
月ごと、そして時間ごとに見てもらえますしね。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


そんなこんなで
現在家を建てている方は家が仕上がった時
「あれっ?なんか思っていたのと違う・・・」
という状況に遭遇することが
限りなくゼロに近くなったのですが
とはいえ、この立体画像にも盲点があるので
今回はその点について
お伝えしていきたいと思います。


レ表示されない部材がある


実は、立体画像には
実際はあるものなのに
表示されない部材がいくつかあります。
(設計図の立面図にも表示されません)


・エアコンの室外機
・エアコンの配管
・水回りの換気扇
・給湯器
・雨樋
などです。


なので、立体画像を見る時には
これらが一体どこに露われるのか想像しながら
注意深く外観を見なければいけません。


例えば、北向きの土地の場合
一般的に水回りを北に並べて
配置することが多いのですが
そうなれば、玄関と同じ面に
たくさんの窓とともに
たくさん換気扇があらわれます。


そして、そうなると
窓からの垂れジミとともに
換気扇からのドス黒い汚れが
正面の壁に付着することになります。


北面は太陽の日が当たらないため
汚れやすいだけじゃなく
汚れも分解されにくいですからね。


また、水回りを北に配置すれば
その近くに給湯器を置くことになるので
家の正面に給湯器が出てきてしまう
なんてことも決して珍しくありません。


これらの結果、余分な部材によって
不細工な仕上がりになってしまうと共に
家が汚れやすくなることで
よりいっそう不細工になりやすく
かつ、メンテナンスに余分なコストが
かかりやすくなります。


次に南向きの土地の場合
日当たりの恩恵を最大限享受するために
玄関と共に、リビングやダイニング
そしてキッチンまで全て南向きで
間取りをつくっているお家がたくさんありますが
この場合、まず玄関のすぐ横に
リビングのエアコンの室外機が
あらわれてくることになります。


また、この場合
キッチン脇に勝手口をつくった方が
ゴミ出しが便利なので
必然的にキッチン脇に勝手口ドアがつき
そうなれば外には勝手口の下り段が
出来ることになります。


そして、そこには壁付けの照明と
雨をしのぐための庇がつくことになり
かつ、ゴミやゴミ箱が並べられることになるので
正面の景観が不細工になると同時に
それらが正面の壁を汚す原因となります。


レ設計図を見るときの注意点


間取りはものすごく大切なのですが
かといって間取りばかりに夢中になって
外観を厳かにしてしまうと
このような残念な結果になってしまいます。


そして、これらに
後から気付くのですが
気づいたときには「時すでに遅し」です。


なので、提案してもらっている
設計図を見る時は
エアコンや換気扇がどこにつくのか
や雨樋がどのようにつくのかまで
意識しながら見るようにしてください。


また、それと同時に
部屋の窓から外がどのように見えるかと
外から部屋の中がどのように見えるのかを
想像しながら見るようにしてください。


単純に障害物がないからと
大きな窓をつくっても
そこが外から丸見えになってしまうのでは
結局、カーテンが開けられなくなり
せっかくの光を殺してしまうことになるからです。


想像力が必要となるので
難しいと感じるかもしれませんが
これらのことは動線や使い勝手に
匹敵するくらいとても大事なことです。


なので、今回の内容を
頭に入れていただきつつ
間取りばかりに夢中になり過ぎず
もっと全体を見ながら
家づくりをしていただけたらと思います。


今回はここまで!!
次回は暮らしを差別化する家づくりについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年01月13日

家の価格の見方

家の価格は
大きさ、形、間取り、使う材料など
様々な要因によって異なるので
単純に比較することが出来ません。


例えば、面積100㎡(約30坪)
のお家を建てる場合でも
縦横それぞれ10mのお家と
縦が5m、横が20mのお家とでは
家の価格が大きく異なります。


縦横それぞれ10mのお家は
周囲の長さが40mになるのに対し
縦が5m、横が20mのお家は
周囲の長さが50mとなり
10m分工事面積が大きくなるからです。


つまり、壁の工事面積が
25%割り増しになるため
それに伴って、外壁、耐震パネル
クロス、石膏ボード、断熱などの
工事費用が増えてしまうということですね。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


また、使っている水回り商品
(キッチン、お風呂、洗面、トイレ)
の標準仕様が異なれば
それだけでも家の価格は違ってくるし
(かたや総額で150万円なのと
かたや総額で75万円なのとでは
それだけで75万円も違うという感じです)
それ以外でも外壁材や断熱材などは
家の価格に大きな差を生む原因となります。


さらに、出してくれた見積もりの中に
一体どこまでの工事費用が
含まれているかによっても
家の価格は大きく異なります。


例えば、浄化槽工事費用が
入っているのといないのとでは
それだけで家の価格は40~50万円違うし
図面設計費用や建築確認費用といった
いわゆる設計費用が
入っているといないのとでは
30~40万円ほど家の価格が違ってきます。


この他、見積もりの中に
含まれていそうでいないのが
照明器具や地盤調査や
屋外の水道工事費用なのですが
これらが入っているのといないのとでも
ざっと80~100万円ぐらい
家の価格が違ってきます。


あとは外構工事ですね
これは、どんな庭を希望するかで
ものすごく価格が違ってくるので
うちの会社でも基本的に
家の価格に入れてないのですが
この工事費用も、ほぼ確実に
家の価格には含まれてないので
別途でこの費用もかかることを
あらかじめ理解しておかないといけません。


それから
これは家に限ったことではないのですが
価格を伝えられるとき
案外含まれてないことが多いのが「消費税」です。


1000円や2000円の商品の場合なら
100円や200円ぐらいの話なのでまだいいものの
さすがに家となると200万円前後もの
驚異的な価格差が生まれてしまうので
ちょっとシャレになんないですよね・・・


このように家の価格は基本的に
家の大きさによって異なるのはもちろん
同じ大きさでも家の形によっても異なるし
どんな間取りなのかによっても異なります。


また、これに加えて
どれくらいのグレードを標準としているのか
一体どこまでの工事がその金額の中に含まれているのか
さらに消費税が入っているのかどうかによっても
家の価格は大きく異なります。

ということで
素人であるお施主さんが
これらを完全に理解することは難しいでしょうから
単純に価格だけで比較しないこと
そして、価格のことを聞くときは
こういった費用も含めた
すべての建築費用がいくらなのかを
聞くようにしてもらえたらと思います。


今回はここまで!!
次回は設計図の盲点について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年01月10日

大きさの固定概念

一般的には35~40坪くらいが
家の適切な大きさとして認知されています
そして、実際それぐらいの大きさのお家が
たくさん建っているので
自分自身もそれぐらいの大きさの家を
建てようとお考えになると思います。


現在住んでいる賃貸は
収納は少ないわ、部屋数も少ないわ
で荷物がおさまらなくて
うんざりしているでしょうしね。


せっかく家を建てるんだったら
部屋や収納に困らない家にしたい
と思うのが普通ですもんね。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


とはいえ、実際のところは
そこまで面積はいらなかったりします。


というわけで今回は
その理由を家の大きさを分解しながら
お伝えしていきたいと思います。


レ36坪の家の間取りとは?


現在建てられているお家の多くは
1階と2階の大きさがほぼ等しい
2階建てのお家です。


となると、このお家の1階と2階は
それぞれ18坪ずつということになり
これを帖数に換算すると
36坪ずつということになります。


(36坪の1階を分解)
・玄関&ホール:2帖
・玄関土間収納:3帖
・LDK:16帖
・和室:6帖
・収納:1帖
・洗面脱衣:3帖
・トイレ:3帖
・風呂:2帖
・階段:2帖(うち1帖階段下収納)
*リビング階段を前提


(36坪の2階を分解)
・階段:2帖
・廊下:3帖
・トイレ:1帖
・ウォークインクローゼット:3帖
・クローゼット:1帖x2室
・書斎or納戸:3帖


ごく一般的には
こういった感じだと思います
では、ここからちょっと突っ込んで
考えていってみたいと思います。


レ平屋が高くない理由


仮にあなたが家を建てる土地が
55坪以上あるとしたら
そこには平屋を建てることが出来ます。


そして平屋を建てるとしたら
先程の中からいらなくなるものが出てきますよね?
階段・2階の廊下・2階のトイレです
となると8帖分家が小さくなります。


また、すべての部屋と収納が
1階にある平屋の場合
和室も必要じゃなくなります
自分たちの部屋をフル活用できるため
わざわざ余分な部屋をつくる必要がなくなるからです。


子供たちのモノは子供部屋に片付ければいいし
自分たちのモノも寝室に片付ければいいし
そうなればLDKをいつもキレイ状態で保ちやすく
来客をLDKに招くことが出来るからです。


ということで
和室の6畳も省くとすると
合計で14帖(7坪)省くことが出来ます。


つまり、2階建てという選択肢ではなく
平屋という選択肢にしてみただけで
家の大きさは36坪から29坪まで縮んだということですね。


もちろん、何かに不自由することもなければ
むしろ使い勝手が格段に良くなった上で、です
すべての部屋と収納が同じフロアにあることによって、です。


となると
実は建築コストも安く納まりやすくなります
仮に、36坪の2階建てが
坪60万円で建てられるとしたら
建築費は2160万円になりますが
これが平屋となることによって
坪単価が10万円上がったとしても
建築費は2030万円になるわけですからね。


レそんなこんなで結論


一般的には
35~40坪ぐらいの家を建てることが
ごく当たり前となっていますが
建てる家を「平屋」にすれば
ざっと計算しただけでも
7坪ぐらい小さくなるわけだし
もっと突き詰めて考えていけば
さらに3~5坪ぐらい小さくしても
全然問題なかったりします。


そして、そうなると
さらに建築コストを抑えることが出来ます。


なので、居住性という観点でも
そして経済性という観点でも
これからの暮らしの質を高めたいとお考えであれば
家の大きさの固定概念に縛られることなく
家づくりをしていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は家の価格の見方について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年01月04日

2階建てと子ども部屋

明けましておめでとうございます。
本年度も宜しくお願い致します。
お正月はいかがお過ごしでしょうか?
去年、今年とあまり雪が降らなくて過ごしやすい気がしましたね。
今年もブログを上げていこうと思いますので
ご拝読のほどよろしくお願いいたしますねヾ(≧▽≦)ノ


では、本題に入っていきましょう!!


「家」と聞くとまず頭に浮かんでくるのが
「2階建て」というキーワードですが
そうなれば必然的に2階につくられるのが
「子供部屋」です。


ですが自分自身の経験も踏まえて
この当り前は
建てる前に本当にそれでいいのかを
よく考えるべきだと感じています。


そんなこんなで今回は
2階に子供部屋をつくった場合
これからの暮らしがどうなりそうなのか
一緒に考えていきたいと思います。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


では、たいていの方が
お子さんが小さいうちに家を建てられると思うので
子供が小さいうち
子供が思春期になった時
子供が出て行った後
自分たちが歳をとった時
この4つのステージに分けて考えていきたいと思います。


レ子供が小さいうち

子供部屋を2階につくった場合
小さな子供たちはほぼ確実に
自分の部屋を使うことはありません
小さな子供たちは
絶対にお母さんの近くで遊ぶからです。


そして、子供たちの玩具や絵本が
いつもリビングダイニングに散乱することになり
片付いていない生活感に溢れた家になってしまいます
なんせ、持ってくるにしても片付けるにしても
いちいち階段を上り下りするのは面倒臭いものですからね。


レ子供が思春期になった時


思春期になると
子供たちはやっと自分たちの部屋を
フル活用しだします。


そして、友達や恋人と電話したりするとき
親と適度な距離がとれる
2階のプライベートルームは
子供にとって最高の空間となります。


つまりこの時期を中心に考えるなら
子供部屋は2階の方が
良さそうな気がするというわけですね。


実際、うちの娘たちも
自分の部屋をフル活用していますしね
まー、と言ってもずっと部屋に居るわけじゃなく
半々ぐらいリビングでいますけどね。


レ子供が出て行った後


正味、子供たちがいつ家を出て行くかなんて
全く分かりません
高校卒業と同時に出て行く子もいれば
大学卒業までいる子もいるし
もしかしたら結婚するまで居る子もいると思います。


ですが、子供たちは
いつかは出て行くものだとした上で
間取りは考えるべきだと思います。


つまり、子供たちは出て行った後
今よりも齢をとった自分たちが
いかにその部屋が使いやすいかを
考えておくべきだということです
家を建てる時に、です。


そして、その部屋を収納として
使う可能性が高そうな気がするなら
2階と1階では一体どちらの方が使いやすいのでしょうか。


レ自分たちが歳をとった時


自分たちがさらに歳をとり
老後生活を送っているとしたら
寝室は2階と1階ではどちらが使いやすいでしょうか。


洗濯物を2階に持っていったり
わざわざ2階まで服を着替えに行くよりも
1階で全て事が足りた方がいいのではないでしょうか。


となると
1階を充実させておいた方が
良さそうな気がしますよね。


とはいえ、それに備えて和室化洋室を
もう1室余分に1階につくろうとしたら
200万円ぐらい建築コストが上がってしまうので
やがて使わなくなる子供部屋を
将来上手く活用することを
考えておくのも1つの手ですよね。


いかがだったでしょうか?


2階建ての家と
子供部屋を2階につくることは
現在の家づくりの当り前となっていますが
本当にそれが正解なのか
少し考えてみていただけたのではないでしょうか?


ということで
家を建てる時は実際の暮らしをよく考え
また先のことまで想像を巡らせ
合理的に間取りを考えていただければと思います。


これが無駄なコストをカットしながら
住みやすい家をつくる最善の思考です。

今回はここまで!!
次回は大きさの固定概念について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

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