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2023年03月29日

三大出費のバランス

お子さんが小学校に上がる前後のタイミングで
多くの方が家を建てられますが
この時、向き合って考えてもらいたいことが
今後、どんな出費がどれくらい必要になるのか
ということです。


それらを把握していないまま家づくりをしたら
確実に予算をかけ過ぎてしまい
後から経済的に困窮するからです。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


例えば、子供たちを
いい大学に行かせてやりたいと思うなら
早ければ小学校から、遅くとも中学から
それなりに投資が必要になってくるし
高校に入るとなおのこと
投資が必要となってくるので
それらの費用をどう捻出するかを
今のうちから考えておかないと
後からものすごく困ったことになります。


中学・高校になれば、修学旅行費もいるし
かばんや靴、自転車代なども必要になるし
それ以外でも洋服代やお小遣いもいりますしね。


そして、その投資のピークは
大学の時にやってくるのですが
仮に県外の大学に進むとなれば
学費の他に家賃・生活費・電気・ガス・水道水などが
必要になってくるので
(県内でも車を買ってやり
その維持費を払ってやらないといけません)

それこそコツコツとこの資金を
準備していっておかないと
たとえ夫婦そろって働いたとしても
とてもじゃないけど所得だけでは
これらの支払いをするのは難しいでしょうし
学資保険を利用したとしても
充分な穴埋めは出来ないのではないしょうか。


レ資産形成は長期で考える


また、家を建てるタイミングというよりも
今すぐからやっていって欲しいのが
やがて動けなくなった時のための資産形成です。


年金支給がなくなることはないにせよ
動けなくなった後
一体どれだけ年金がもらえるのか
未知数だからです。


また、事故や病気のせいで
思ったよりも早いうちから
動けなくなってしまう可能性だって
ゼロではないからです。


なので、少々気が早いと感じるかもしれませんが
個人的には、今のうちから長期的にコツコツと積立し
運用していくことが大事だと考えています。


資産運用は、長期になればなるほど
複利効果によって爆発的に
お金が増えていくわけですからね。

そこで、オススメなのが
以下の2つの制度を利用して
お金を積み立てていくことです。


1つは「iDeCo」と呼ばれている
個人型の確定拠出年金ですね
分かりやすく言うと
会社に勤めている誰もが納めている
国民年金と厚生年金に上乗せして
個人が納める年金です。


これがいい理由は
掛け金が全額控除の対象になるからです。


つまり、年末調整で
納めた税金がいくらか返ってくるのですが
例えば、年収が約500万円の人だと
所得税の税率が10%
住民税の税率も10%なので
掛け金の20%が年末調整で返ってくる
というわけですね。


言い換えるなら
この年金を積立てていくだけで
必然的に毎年20%ずつ
お金が増えていっているというイメージです
運用によって増えるお金とは別で。


そして、もう1つ今すぐやるべきなのが
「つみたてNISA」という制度です。


これは、先程の「iDeCo」とは違い
所得控除になるわけではないのですが
投資・運用によって増えたお金に対してかかる
約20%の税金が控除される制度です。
(iDeCoも同じく税金が控除されます)


それゆえ、これにも
限度額いっぱいまで積み立てていくべき
だと思っています。


そんなこんなでこの2つの制度には
限度額いっぱいまで
掛けていって欲しいと思っています
(iDeCoが月23,000円
つみたてNISAが月33,000円なので
夫婦揃って上限まで掛けるなら
毎月112,000円となります)


いかがでしたか?


教育資金、老後資金について
お伝えさせていただいたのですが
これに加えて旅行や遊びに行くための積立も
月2~3万円程度は必要だと思うんで
奥さんの給料には
ほぼほぼ手をつけない方がいいんじゃないかと
思っていただけたのではないでしょうか?

なので、家づくりをする時には
こういったまだ見ぬ費用のことまで
ある程度想定した上で
自分たちが毎月払っていくべき
返済額を導き出してもらえたらと思います。


今回はここまで!!
次回は家づくりの3つの基本について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年03月22日

理想の予算とその実現方法

今や共働きはごく当たり前となっていますが
共働きであることを前提としても
毎月のローン返済額は
ご主人の手取りの30%以内で抑えるべきだ
というのが個人的な考え方です。


仮に手取りが
30万円だとしたら9万円以内
25万円だとしたら7.5万円以内
20万円だとしたら6万円以内
といった感じですね。


理由は、家という資産を持った以上
資産を維持するためにはそれなりの費用がかかるため
その時に備えてコツコツと貯めていかないといけないし
子供たちの進学の費用も
コツコツと貯蓄していかないといけないし
働き続けるために自分への投資も怠ってはいけないし
豊かな老後を過ごすために
長期積立投資もしていかないといけないから。


そして、旅をしたり遊びに行くなど
非日常を体験するためには
まとまった資金が必要になってくるから。


つまり、こういった費用に
おそらく奥さんの給料の大部分が
消えていくことになる可能性が高いから
出来るだけご主人の収入の範囲内で
家づくりをしたほうがいいというわけですね。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


とはいえ、そんな想いとは裏腹に
無情にも建築コストは大幅に上がってしまったので
これから家を建てる人は
これまでの常識を一掃しなければ
この作戦を実現するのが難しいのではないでしょうか。


例えば、ご主人の手取りが25万円だとしたら
あなたが設定すべき毎月のローン返済額は
7.5万円以外ということになりますが
仮に35年返済でローンを組み
1%の固定金利を選択したとしたら
借り入れ出来る額は2650万円となります。


そして、これに自己資金を合わせた額が
あなたが家づくりに掛けていい金額となります
つまり、貯金の一部と親からの援助を
足した金額が300万円だとしたら
合計2950万円が総予算というわけですね。


では、土地と家と庭以外に250万円かかるとしたら
あなたは残りの2700万円で
いったいどのような選択をすべきなのでしょうか。


土地がない場合、どこで買うべきなのでしょうか
どれくらいの予算を土地に掛けるべきなのでしょうか
そもそも土地を買わず
実家の余った土地に建てさせてもらうべきなのでしょうか。


まずは、ここから夫婦で話し合って
よく考えて決断しなければいけません。


この場合、個人的には土地を買うとしたら
土地の予算を500万円以内に抑えるべきだと思います
そして、庭に50万円、家に2150万円
という予算設定をします。


理由は、子育て世代の家族が
不便なく暮らしていくための家を建てようと思えば
家にはこれくらいの予算が必要だからです。


とはいえ、この予算で建てられるお家は
周りの人に比べて大きなお家ではありません
むしろ面積だけを聞くと「えっ?」と驚く広さでしょう
周りの人よりも部屋数も少なくなるでしょうし
一つ一つの部屋も少しずつコンパクトになるでしょう。


ゆえ、あなたが家に多くを望むのだとしたら
土地は買わず実家に余っている土地に建てる
という選択肢をオススメします。


そうすれば、土地を買うよりも
土地に掛ける予算を抑えることが出来
もっと家の予算を増やすことが出来ますからね。


レ最悪の選択肢とその理由


家づくりをする上で
最も取って欲しくない行動は
予算の枠を大幅に超えてしまうような
土地を買おうとしたり、家を建てようとすることです。


もちろん、共働きであれば
土地と家の予算を両方増やしたとしても
ローンも組めるし
たちどころに返済が苦しくなるわけでもないと思います。


しかし、その上がった予算を
奥さんの収入から補填するとなれば
必然的に先程申し上げた費用のどれかを
削らなければいけなくなります。


500万円予算が上がったら毎月1.5万円分
1000万円予算が上がったとしたら毎月3万円分
何かを削らないといけないというわけですね。


仮に「つみたてNISA」を利用した
長期積立投資の掛け金を削ることになったとしたら
35年後には2000万円~3000万円ぐらい
持っているお金に違いが生じているかもしれません。


なので、先行きが不透明な
これからの時代に備えていくためにも
まずは家づくりの予算を
ご主人の収入だけでやっていけるくらいに設定すること
そしてその予算の中で、どんな家づくりが出来るかを
自らの選択肢と照らし合わせて
これまでの常識や周りの意見に振り回されることなく
冷静にじっくりと考えてみていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は三大出費のバランスについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年03月20日

家づくりに失敗しないための視点

一般的に北向きの土地は日当たりが悪いか
あるいは悪そうなイメージから敬遠されがちです。


実際、南に隣接して2階建ての家が建っている場合
日中、土地の半分ぐらいが
陰になっていることが多いのですが
仮にあなたが、そんな土地に家を建てなければいけないとしたら
どのような要望を建築会社にお伝えしますか?


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


北向きの土地で一番課題になるのが
リビングダイニングキッチンの
明るさをどのように確保するかです。

南からの光を採るために
南にリビングを配置しても
光は入ってこないでしょうし
かといって、光を確保するために
南に隣接する家から出来るだけ距離を離そうとしても
土地にかなりの奥行きがなければそれも出来ないからです。


また、南から光が採りにくい場合
東や西から補助的に光を採ろうとしますが
この場合、その方向に家が隣接して建っているとしたら
光が十分に入ってこないし
逆に家が建っていないとしても
丸見えになってしまうとしたら
カーテンで光を遮断してしまいます。


そんなこんなで
周りの家の位置関係も確かめながら
実際暮らし出したら
どういう状況になるかまで考えた上で
間取りを考えていかないといけないんですよね。


ホント、間取りって単純に動線や使いやすさだけを
考えてつくればいいわけじゃないので
これが家づくりの難しいところです。


いざ、暮らし出したら
思っていたのと違うなんてことになったら
ホント申し訳ないですからね・・・


レ固定概念がもたらす後悔


そして、北向きの土地の場合
「南向きで部屋をつくらなければいけない」
と思いながら家づくりをしてしまうと
家の見た目が悪くなるとともに
家が汚れやすくなってしまいます。
トイレ、洗面、お風呂などの水回りが北面
つまり家の正面に配置されやすくなるからです。


水回りが家の正面に配置されると
窓がたくさん正面に出来ると同時に
サイズや位置も不均一なため
外観のバランスが崩れやすくなります
かつ、水回りには換気扇も必要なので
なおのことが外観が崩れることになりますしね。


そして、この窓や換気扇が
外壁を汚す大きな原因となります
窓や換気扇から伝うタレジミや
換気扇から出る黒ずんだ汚れが
家の正面にその数だけ出来てしまうからです。


結果、見た目が美しくない家になってしまうだけじゃなく
非常に汚れも目立ちやすく
後悔が絶えない家になりやすいというわけです。


それゆえ、北向きの土地で気をつけるべきことは
「部屋を優先して日当たりのいい場所に配置しなければいけない」
という思い込みを持ったまま家づくりをしないということです。


安定した採光を確保するためには
隣接する建物から十分な距離を確保する必要があるのですが
北向きの土地の場合
単純に部屋を南に配置するだけでは十分な採光は確保できません。


また、光を阻害する建物がない方向に
窓をつくることによって採光を確保するにしても
その方向が丸見えになるのだとしたら
プライバシーの担保のためにカーテンをせざるを得ないため
それもいい解決策じゃないことは
前回のブログでもお伝えした通りです。


この問題を解決するためには
その部屋の役割と使い方をよく考えた上で
どんな窓をどこに配置すべきなのかを
考えながら部屋の配置を決めなければいけません。


そして、それには
周りの家の位置関係が密接に関係してきます。


ということで、家を建てる時は
単純に動線や使い勝手だけじゃなく
こういった視点も持ちながら
土地選びと間取りづくりをしていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は理想の予算とその実現方法について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年03月15日

建築屋の土地を見る視点

私を含めて建築会社は
基本的に南向きの土地をそれほど良いと
思っていないのですが
その理由は大きく分けると2つあります。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


まず、1つ目の理由が
防犯性とプライバシー性の確保が
とっても難しいからです。


南につくった大きな窓からは
たくさんの光とともに
道行く人たちの視線が入ってきてしまうからです。


また、窓を見ただけで
部屋の配置が全て分かってしまうし
夜になると光が灯っているかどうかで
どこの部屋を使っているかまで
道行く人たち全員から分かっちゃいますからね。


そんなこんなで、丸見えを防ぐために
みんな問答無用でカーテンをするわけですが
そうなれば光が家全体に届きにくくなってしまいます
結果、部屋が薄暗くなり
朝からずっと照明を点灯したまま暮らすことになります。


そして同時にカーテンが開けられない窓は
窓を開けることも出来ないので
風も常時取り込むことが出来ません。


さらに、家を明るくしたいと思う気持ちから
保険的に意味も込めて南以外にも大きめの窓を
たくさんつくる方もいらっしゃいますが
この窓も、結局周りから丸見えになるとしたら
カーテンが必需品となるのでいい解決策だとは言えません。


それどころか窓を不用意に増やしてしまうと
コストアップとともに耐震性と断熱性が劣化してしまうので
むしろやめたほうが良いと思います
窓が増えれば、掃除場所も増えるし
戸締りの心配も増えることになりますしね。


そんなわけで、建築会社は
南向きの土地を前向きにオススメしないというわけです。


レ予算と期間の問題


2つ目の理由が、土地の値段が一番割高だからです
みんな日当たりがいい土地を狙っていますからね
つまり、需要は供給より高いからですね
ゆえ、土地の価格交渉をする余地もありません
定価どころかもっとお金を足してでも
その土地を買いたいと思っている人が
たくさんいるわけですからね。


結果、土地に予算を使い過ぎてしまい
家づくりの予算を大きく圧迫してしまうのですが
それだけにとどまらず
南向きの土地は建築代と外構代も高くつきやすいので
さらに大幅に予算オ―バーしやすくなります。


建築代に関しては
カーテンやシャッターといった
オプション部材に余分にお金がかかるし
外構代に関しては
防犯性とプライバシー性を高めるための
目隠しや植栽や塀に
多額のお金がかかってしまうからです。


また、需要が高いということは
すぐ売れてしまうということでもあるので
土地を即決しないといけません。


となると、その土地には
本当に自分が望む家が建つかどうかを検証できないまま
土地の契約をしないといけなくなります。


かつ、早く不動産屋さんに
土地代の支払いをしないといけないので
必然的に家の打ち合わせ機関もタイトになってしまい
自分が建てる家に後悔しやすくなります。


そんなわけで
個人的には南向きの土地を
前向きに進めたくないというわけです。


前回もお伝えしましたが
土地の日当たりの良し悪しと
家の明るさや快適性との相関関係は
実はそう高いわけではありません。


なので、これから土地探しをする方は
土地の日当たりにこだわることなく
建築屋さんに土地を見てもらいながら
土地選びをしてもらえたらと思います。


今回はここまで!!
次回は家づくりに失敗しないための視点について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年03月13日

不動産屋と建築屋の領域

土地を決める時は
自分たちだけで判断すべきでもなければ
不動産屋さんに相談すべきでもありません。


というのも、あなたも不動産屋さんも
建築のプロではないため
その土地が予算的にも建築的にも
いい土地かどうかがハッキリと分からないからです。


つまり、土地の良し悪しは
建築とセットで考えないといけないというわけですね。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


では、建築会社に相談しないまま
土地を決めてしまった場合
一体どういうことが起こってしまうのか
具体的にお伝えしていきたいと思います。


レ無茶苦茶予算オーバーする!?


まず、一番みんながやってしまう失敗が
土地にお金を使い過ぎてしまうことです
結果、肝心要の建築の予算が減り
あなた自身も困るし建てる側の建築会社も困ります
あるいは、建築コストも抑えなかったとしたら
住宅ローンにそのしわ寄せが来てしまいます。


ゆえ、家を建てることを決めた時
真っ先に不動産屋に行くのではなく
その前に建築会社に行って
土地にかける予算がいくらなのかと
家にかける予算がいくらなのかを試算してもらった上で
土地探しを始めてもらえたらと思います。


この流れで土地探しを始めた場合
もしかしたらあなたが望んでいるような土地を
買うことが出来なくなるかもしれません
一般的にいい土地だと言われている
「南向きの土地」や「形がいい土地」などです。


しかし、設計とは
『土地は抱える問題を解決する手段』です。


言い換えると、家は土地の環境に合わせて
間取りや外観をつくっていくつものであるため
たとえ日当たりが悪そうな土地だとしても
設計次第で明るく開放的な家をつくることも出来れば
たとえ形が悪い土地だとしても
土地に合わせて設計さえ出来れば
とっても住みやすい家をつくることも出来るということです。


つまり、建築会社の視点としては
家の良し悪しは土地の良し悪しに左右されないので
土地の選択肢を無闇に狭める必要はないということです
なので、土地を選ぶ時は
必ず建築屋さんに土地を見てもらい
土地の良し悪しをアドバイスしてもらってください
これが予算に支障を生じさせない最良の方法です。


レ予期せぬ費用が発生するリスクがある!?


続いて起こりがちなことが
『そんなの聞いてなかったよ・・・』的な
予期せぬ出来事が発生してしまうことです。


例えば、土地の値段が安かったとしても
境界が不明解な場合
境界確定をしないといけないのですが
契約上その費用負担を
あなたがしなければいけないとしたら
予期せぬ出費に頭を悩ませることになるかもしれません。


なるいは、水道が引き込まれておらず
その工事費用が別で必要だと分かっていたとしても
前の道路にも水道がなかった場合
途方もない費用が発生してしまい
予期せぬ出費に頭を悩ませることになるかもしれません。


あるいは、土地が低いため土地を高くしたいと思っていても
現状の土地の高さより30cmを超えて土を盛ろうとしたら
開発許可申請が必要になるし
それを超えてもっと高くしようとすれば
土がはみ出さないようにするために
擁壁をたくさんつくらざるを得なくなりさらなる出費を生むし
それに加えて盛り土費用まで発生するので
ウン百万単位の費用が発生することになってしまうかもしれません。


なので、そんな事態を招かないためにも
先に建築会社を決定しておくことをオススメしています
理由は、任せてくれるかどうかわからない状態では
建築会社もこういった土地に関しての
細かい調査をしてくれる専門業者さんに
仕事(調査)を依頼しにくいからです。


建築を任せてくれることが決定していれば
きっと具体的なプランに入る前に綿密に土地について調査し
その費用も考慮した上で建築予算を導き出してくれるでしょうし
その予算に合わせた聞き取りプラン提案をしてくれるはずです。


とにかく、家づくりで大事な予算で失敗しないためにも
土地と建物を分離して考えないこと
そして、建築会社に土地を見てもらっていない状態で
土地を決定しないようにしていただけたらと思います。

今回はここまで!!
次回は建築屋の土地を見る視点について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年03月10日

鍵を握るのはバランス感覚

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


「土地は南向きでいい形にしたほうが良い」
「家は2階建てにして出来るだけ広くしたほうが良い」


これからの考え方は
多くの方の家づくりのベースとなっているのですが
この2つを採用すると
家づくりにかかる総コストが確実に高くなります
土地と家にかかるコストが
いずれも割高になってしまうからです。


ゆえ、個人的には
この2つとは真逆の道を行く家づくりを
つまり、出来るだけ予算を抑えながら
家を建てる方法を推奨しています。


レ必要かどうかを再考してみる


年々、共働き世帯の数は増えていっていますが
その結果、奥さんは家事と育児と仕事に追われ
ホッと一息つく間もないぐらい
忙しい日々を過ごしているのではないでしょうか。


ゆえ、現在は家事負担が減るような
家づくりが主流となっているし
リビングダイニングキッチンが仕切りなく一つの空間となり
かつ対面キッチンになっているのも
実は忙しい女性にとって優しいつくりなんですよね。


例えば、キッチンがダイニングやリビングの方に
向かっているということは
ダイニングで勉強する子供の様子を見ながら
食事の準備や後片付けが出来るということですよね
また、リビングで遊ぶ子供の様子を見ながら
食事の準備や片付けも出来ますよね。


さらに、広々としたりリビングで勉強をしたり
遊んでいる子供たちの様子を見ながら
取り込んだ洗濯物をたたむことだって出来ますよね。


つまり、現在では
すっかりスタンダードとなっている対面キッチンは
忙しい現代人にとって「ながら作業」が出来る
ベストな形というわけですね。


そして、そう考えると
わざわざ洗濯物をたたんだり
アイロンがけをするためだけにつくる「家事室」なんかは
別段つくる必要もなさそうな気がしませんか?
たとえ、わずか3帖という広さだとしても
100万円前後のコストがかかってくるわけですからね。


また、客間(和室)なんかも
本当に必要かどうか考えるべきではないでしょうか
というのも、そもそもその部屋は
使っていない時間の方が
圧倒的に多い可能性は高いからです。


仮に親御さんが泊まることがあるとしても
おそらくその回数は
せいぜい年に1~2回程度でしょうね
かつ、その時もわざわざ客間で寝なくても
リビングに布団を敷いて寝るか
おそらく寝室として使っていないであろう子供部屋に
布団を敷いて寝てもらえばいいだけですしね。


というわけで
ざっと大体200万円ほどかかること部屋も
本当に必要なのかどうかを再考していただくと
いいんじゃないかと思っている次第です。


レ最大と最小のどちらも考える


仮にあなたが子育て真最中だとしたら
家族の人数が最大か、最大になろうとしている
タイミングで家を建てている状態です
かつ、現在の暮らしが賃貸アパートだとしたら
リアルタイムで部屋と収納の少なさに
苦しめられている状態だと思います。


ゆえ、保険的に意味合いも込めて
少しでも広い家を建てたいとお考えになるでしょう。


しかし、やがて子供たちは家を出て行き
いつかは夫婦だけでそこで暮らすことになります
つまり、やがて部屋は確実に余るということです。


なので、最大の時ことだけを考えて
家づくりを計画するのではなく
いつか訪れる最小になる時のことも同時に考えながら
家づくりを計画してもらえたらと思います。


家の価格も含めて物価が上昇しつつある現在は
こういった合理的な考え方を持っていただくことが
なおのこと大事なのではないでしょうか。


今回はここまで!!
次回は不動産屋と建築屋の領域について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年03月07日

変動型ローの2つの条件

ここ最近お会いさせていただく方の多くが
iDeCoやつみたてNISAに加入していたり
あるいは加入のために
情報を集めていたりするのですが
これから家づくりをする方は
例外なく、この2つに加入することを
前向きに検討すべきだと思います。


そして、その原資がつくれるよう
家計の収支を見直すべきなのですが
もちろん、住宅ローンの返済額を
どれくらいにするのかも
建てる前によく考えておくべきことの1つです。


つまり、住宅ローンの負担が
大きくなることによって家計が圧迫され
iDeCoやつみたてNISAが出来なくなってしまわないよう
家にかける予算は考えるべきだということですね。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


また、家の予算をよく考えるとともに
家づくりのお金のことに関して
もう1つ大切なことが
住宅ローン商品を変動型と固定型の
どちらにするのかということです。


まー、この2つのどっちが良いのかは
終わってみないと分からないので
絶対にこっちにした方がいいとは
言い切れないんですが
個人的には、現在の金利水準からして
固定にしておいた方がいいんじゃないか
とは思っているんですけどね。


理由は、現在の世界情勢を見る限り
金融緩和姿勢を貫く日銀も
利上げを実行せざるを得ない可能性が
どんどん高くなっているような気がするからです。

とはいえ、固定を選ぶより変動を選んだ方が
金利も安く返済金額を抑えることが出来るのも事実なので
今回は、固定よりもやっぱ変動かなーと思っている方に
その場合に考えておくべきことについて
お伝えしていきたいと思います。


レ変動金利のリスク


変動金利のリスクは
金利は景気に連動して変わることです
それゆえ、もし金利が上昇してもあたふたしないように
計画的に貯金をしていかないといけません。


また、それと同時に
当初の固定期間が終わる時に金利の交渉をするか
あるいは借り換えすることを
視野に入れておかないといけないのですが
仮にあなたが、借り換えをすることを
前提として考えているとしたら
以下のことに注意しておくべきです。


・健康状態を維持すること


住宅ローンを借りる時には
団体信用生命保険に
加入しなければならないのですが
となると、健康でいることが
借り換えの前提条件となります。


なので、適度に運動することと
日ごろから食事や生活習慣に
気をつけておくことが大事だし
病気の傾向は血筋も関わってくるかもしれないので
主債務者となる方の身内の病気の傾向も頭に入れた上で
住宅ローン選びをしていただくことも大切かと思います。


・常にスキルアップしていくこと


住宅ローンは、長期で組むのが当たり前となっていますが
あんたの職場やあなたの仕事が
ローンの返済期間中ずっと存在するという
保証はあるでしょうか?


また、途中で業績が悪くなり
給料が減額されたり、ボーナスがなくなったり
最悪クビになる可能性だって
全くないとは言い切れないと思います。


なので、職場に依存せず
何が起こってもいいように
常にスキルアップしていくことも大切です。


借り換えするとしたら
再び銀行に審査されることになるので
それなりの収入がないと話にはなりませんからね。


また、出来るだけ長い間
働き続けられるようにするためには
かつ、高いパフォーマンスで
働き続けられるようにするためには
やはり健康でいることが大切になります。


そんなこんなで、この話は
変動型を選ぼうと思っている方に
限った話ではないですが
特に変動型を選ぼうと思っている方は
健康でいることと常にスキルアップすること
この2つに関して
より高い意識を持つようにしてもらえたらと思います。


そして再び話は元に戻りますが
そもそも論として
家づくりは絶対に無理のない予算でしてくださいね。


無理をして家を建てても不動産屋や住宅会社が
これからのあなたの暮らしに
責任を持ってくれるわけじゃないですからね。


結局、全て自己責任なので
自分に合った予算設定と
自分に合ったローン選びをしてください。

他人は他人、自分は自分、です。
他人の言動に振り回されないよう雑音を気にせず
あくまで自分に合った家づくりをすることに
集中してくださいね。


今回はここまで!!
次回は鍵を握るのはバランス感覚について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年03月01日

家と土地と固定概念と

家はたとえ同じ面積でも
形によって価格が異なります
また、縦横のバランスによってもあ価格が異なります。


例えば、工事面積が120㎡の平屋を建てる場合でも
縦12mx横10mの家と
縦15mx横8mの家と
縦20mx横6mの家とでは
壁の施工面積が異なることから
建築コストも違ってきます。


縦12mの場合、外周の長さは44mですが
縦が15mになると外周の長さは46mになり
縦が20mになると外周の長さは52mになるからです。

つまり、縦横の比率が崩れるほど
家のコストは高くなるというわけですね。

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


ゆえ、建築コストを抑えるためには
縦横の比率を限りなく同じに出来る
土地を選べばいいのですが
では、仮にあなたが建てたい家が
12mx10mの平屋だとしたら
一体どんな土地を選べばいいのでしょうか?


レ必要な土地の広さの求め方


この場合
間口が10mの家を建てるとしたら
車置き場に奥行き約5.5m
それ以外の建物の周囲に
それぞれ通路として1ⅿ確保したとして
間口12m(通路1m+家10m+通路1m)
奥行き18.5m(通路1m+家12m+車5.5m)
が必要となります。


つまり12mx18.5m=222㎡
(約67坪)の土地が必要だということですね。


また、建物の間口を12mにした場合
土地の間口が14mで奥行きが16.5mとなり
231㎡(約70坪)の土地が必要だということになります。


なので、あなたが120㎡の平屋を
建てたいとお考えだとしたら
67~70坪あたりの広さで土地を探せば
なんの問題もなく建てられるということになります。


レ土地の向きはどの方向がいいのか?


では、土地の向きは一体どれがいいのでしょうか?
南向きがいいのか?
あるいはそれ以外でもいいのか?という話です。


先程、土地の面積を試算した時に
車を置くところ以外の方向は全て
ほぼ敷地いっぱいに配置しました。


となると、車を置く方向が南であれば
問題なく家の中に光を採り込めそうですが
それ以外の方向の場合
隣接して家が建っているとしたら
家が暗くなってしまいそうな気にしますよね?


それゆえ、みんな安定した日当たりを求めて
南向きの土地を選ぼうとします。
ですが、南向きの土地で
南面に採光のための大きな窓をつけてしまったら
一体どうなるのでしょうか?


家の中が丸見えになってしまうので
確実にカーテンが開けられない家になってしまいます
結果、家の中は場所によって明るさにムラが出来るし
南向きであるにもかかわらず
朝から照明なしでは過ごせなくなってしまいます。


でも、南以外の方向を選んだ場合
そもそも南の窓から光を採り込めなさそうなので
そうなるよりはマシだと感じる方も少なくないと思います。


レ採光のカギは南の建物との距離


南向きの土地以外で
先程お伝えした平屋を建てる場合
リビングを南に配置してしまうと
確実に家を中に光が入ってこなくなります。


ゆえ、この考え方で平屋を建てる場合
リビングにたっぷりと光を入れるためには
近隣の建物から十分離れたところに
リビングを配置するという手段をとります
中庭を設けながら。


この手段を取ることが出来れば
土地の日当たりにこだわる必要がなくなり
土地選びの自由度が格段に増します。

かつ、土地価格をグンと抑えることが出来ます
日当たりが悪そうな土地は
そもそも価格が安めに設定されているし
価格交渉もしやすくなるからです。


なので、こういた家の建て方があることも
ぜひ知っておいてもらえたらと思います
これが、土地と建物と外構にかかるコストを
最大限に抑えながら
平屋を建てる最良の手段ではないでしょうか。

今回はここまで!!
次回は変動型ローンの2つの条件について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

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