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2021年11月24日

100坪もあるのになぜ2階建??

下の図のように
家を建てようと思っている土地の
南に3階建ての家が建っていて
敷地の一番北まで日陰になってしまうとしたら
どのような家にすればいいのでしょうか?

zumen.jpg

もちろん、この答えは
建築地の広さによって異なるのですが
仮にこの建築地が100坪だとしたら
あなたなら一体どのような
家が建つと想像されるでしょうか?

この土地は、幸いなことに
3階建ての影響を受ける部分のほとんどが
駐車場として使う部分であり
家を建てる部分の南に建っているお家は平屋であるため
そもそもそれほど日照を心配する必要がありません。


それゆえ、平屋のお家を建てるのが
最も妥協な選択となります。


もちろん、平屋を建てるとなると
3階建ての陰になる場所も出来るし
3階部分から見折らされることも想定した上で
間取りを考えなければいけないし
西日を遮断しながら採光を確保する必要があるので
これらを織り込みつつ
間取りを考えていかなくてはいけませんけどね。


また、その土地でどんな家を
建てるべきなのかを考える際
土地の形状や環境とともに
考えなければいけないことが「予算」です。


では、あなたが家に使える予算が
税込1800万円だとしたら
あなたはどのような選択をされるでしょうか?


レ2階建てはコスパがいい!?


多くの住宅会社が
土地の広さや土地の環境に関係なく
当たり前のように2階建てを提案します
2階建ての方がコスパがいいからです。


つまり、あなたが望む広さの家を
予算内で最も叶えやすいのが
寝室や子供部屋などを全て2階につくる
いわゆる総2階建ての家であるため
その提案が基本となるわけですね。


では、1800万円という予算では
具体的にどのような2階建ての家になるのでしょうか?


おそらく、その家は1階にリビングダイニングキッチンと
小さなタタミコーナーがある家になるでしょう
そして、2階には人数分の子供部屋と無駄に広い寝室をつくり
かつ、本来1階につくるべき納戸をつくることでしょう
また、ベランダも広くつくってくれることでしょう。


しかし、この家は使いやすいお家となるのでしょうか?
明らかに、暮らしの中心となる1階に
部屋も収納も足りないお家になるのではないでしょうか?


また、2階に上がるのが面倒くさい子供たちが
自分たちの荷物をリビングに置いていくため
より一層1階が散らかる生活満載の
雑然とした家になりやすいのではないでしょうか?


敷地も余白が多くなり
外構工事にも余分なコストがかかってしまいますしね。


いかがですか?


多くの住宅会社が
平屋は高いという理由から
きっと2階建ての家を提案することでしょう。
平屋が建つ土地であるにもかかわらず。


しかし、建て方によっては
平屋は高くなるどころか
むしろコストを抑えることが出来ます。


もちろん、そのためには
あなたの頭の中にこびりついている
いろいろな家づくりの既成概念を
一旦捨てていただかないといけませんけどね。


今回はここまで!!
次回は、2000万円以下で平屋は建てられないのか?について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2021年11月22日

日当たりが悪い土地ほど居心地がいい!?

北側接道で奥行きが浅く
かつ南に隣接して家が建っている
日当たりが悪い土地で家を建てる場合
光の採り方に工夫しなければいけません。


南にリビングを配置し大きな窓をつくっても
そこからは全く光が愛って来ないでしょうし
光を補くために東や西に大きな窓をつくっても
それらも全てカーテンで防いでしまうとなると
そこからも光が入ってこなくなるからです。


ではこの場合、どのようにして
室内に光を採り込めばいいのでしょうか?


レリビングの位置を南にこだわらない


日当たりが悪い土地に共感して言えることは
「リビングの位置を南にこだわらないこと」です。
そこにこだわればこだわるほど
室内に光が入ってこなくなるからです。


南からの光を採り込むためには
南の建物から充分な距離が必要です。


それゆえ、直射光を入れたい場所は
南に建つ建物から充分な距離が取れる位置に
配地するという考え方を持って置くべきです。


レ吹抜けをつくる


リビングの位置をずらしただけでは
まだ充分な光が採り込めないとしたら
吹抜けをつくることも視野に入れるべきです。


高い位置から光を採り込むことが出来れば
安定した明るさを維持しやすくなると同時に
吹抜けの窓から空が見えるため
開放感がグンとアップしますしね。


ただ、吹抜けにはメリットもあれば
デメリットもあるため
そのデメリットを打ち消す工夫も
同時にする必要があります。


例えば、吹抜けをつくれば
少なからず耐震性は悪くなってしまいます
それゆえ、バランスを考えた
間取りづくりや窓のつくり方が非常に大切です。


また、吹抜けがあれば
そこに熱が逃げていくことになるため
断熱や暖房のことも考慮しておく必要があります。


もちろん、断熱性能が高いことは
現在の家では標準的なことなので
それは当たり前だとして、まず考えるべきは
無駄に窓を多くつくらないということです
いくら窓の性能が以前が以前より高くなったとはいえ
壁よりも断熱性能が劣るからです。


また、家の面積を無駄に大きくしない
ことも大事なことです。


廊下を無駄に多くつくらない、
部屋数を無駄に多くつくらない、
部屋も無駄に広くつくらない、
といった工夫をすることによって、です。


そして、暖房にも工夫することもオススメします
例えば、吹抜けがある場合には
床暖房を設置するという選択肢があります
体感温度は足元の温度に左右されるし
暖かい空気は冷たい空気より軽いため
下から上に上がっていくという特徴があるからです。


また、エアコンを使用する場合も
つけたり消したりするのではなく
1日中つけっぱなしにしておくことを
オススメしています。


つけっぱなしの方が
逆に電気代が安いとも言われているし
その上、ずっと温度が一定に保てるし
家全体の温度差も生まれにくくなるからです。


いかがでしたか?


こういったことを同時に考えながら
家づくりをすることが出来れば
どんな土地でも例外なく
住みやすい家をつくることが出来ます。


ということで、あなたが
家を建てようと思っている土地が
日当たりが悪かったとしても


そう悲観的にならないように
していただければと思います。


そのデメリットは設計の工夫次第で
何とかなりますから!


今回はここまで!!
次回は、100坪もあるのになぜ2階建??について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

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