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2021年12月03日

間取りは土地で決まるもの

例えば、あなたが家を建てる土地が
東が道路に設置している
間口11mx奥行き16.5mの55坪の土地で
その南に2階建ての家が建っており
そのせいで、敷地の半分ぐらいまで
日影になっているとしたら
どのようなお家を建てるべきでしょうか?


さらに、南だけじゃなく
西と北にも家が建っており
周囲を家に囲まれているとしたら
そこにどのようなお家を建てるのが
最も理想的なのでしょうか?

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。

この場合、一般的には
日影になっている所を避けて
家を建てようとします。


つまり、陰になっていない部分にだけ
家を建てようとするため
必然的に2階建ての家になるというわけですね。


そして、1階の日光が入ってくる場所には
リビングや和室をつくり
日が当たらなくていい場所には
お風呂や洗面やトイレといった
水回りを配置すると思います。


2階には、寝室や子ども部屋といった
プライベートルームを配置し
出来るだけ、すべての部屋を
日当たりがいい南に配置し、かつ
その南にはベランダをつくるのではないでしょうか。


さらに、道路面である東からも
朝の光がたくさん採り込めることから
東と南からたくさんの光が
採り込めるようにすると思います。


これが、この土地に建つ
最もポピュラーな間取りですね。


ですが、残念ながらこのポピュラーなお家は
実際住んでみると
様々なデメリットを痛感することになります。


例えば、1階のリビングにつくった
大きな窓から見える景色は
「すぐに南に立ったお家の裏側」です。


つまり、エアコンの室外機や給湯機
換気扇によって汚れた外壁や
ゴミが並べられた勝手口などを
眺めながら暮らすことになります。


それゆえ、そうならないように
隣との境界に目隠しを設置することになります
そうしないとカーテンも開けられないので
家の中が薄暗くなってしまうし
せっかくつくったウッドデッキも
使いにくくなりますしね。

では、道路面につくった大きな窓はどうでしょうか?
これらの窓からは、光もたくさん入ってきますが
同時に視線もたくさん入ってくるため
カーテンを開けることが出来ません。
そして、光が遮られ家の中が薄暗くなってしまいます。


また、2階につくった子供部屋は
小さな子供たちにとって
使いやすいのでしょうか?


もちろん、そんなはずはありませんよね?
子供たちはお母さんの近くで居たいものだし
散らかしたおもちゃを
片付けることもままならない子供たちが
さらにそれを自分の部屋に
持っていくとは考えにくいですもんね。


つまり、リビングやダイニングに
荷物の全てが集中してしまうというわけですね
結果、片付けしにくい家となり
同時に、掃除もしにくい家になってしまう
というわけですね。


ざっと、挙げると
こういったことがこのお家を建てた場合
考えられるって感じですかね。

この他、避けた日陰に出来た余白にも
外構工事が必要となるため
外構費用が余分にかかることになります。

ということで
この土地にはどのような家を建てるべきなのか?
全く違く視点でお伝えしていきたいと思います。
この土地の可能性をより引き出す家づくりの考え方です!!


今回はここまで!!
次回は、ひかげとひなたの使い方について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2021年11月30日

2000万以下で平屋は建てられないのか?

例えば、土地の広さが100坪あれば
問答無用で平屋を建てるべきなのですが
多くの方が、そんな広大な敷地に
ポツンと2階建ての家を建てています。


その理由は「平屋は高い」と
思い込んでしまっているからだと思いますが
平屋は、本当に前評判通り
高くなってしまうのでしょうか?


その答えは
「イエス」でもあり「ノー」でもあります
つまり、家をどう考えるかによって
どちらにもなりうるということですかね。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です


では、高くなってしまう方は
どのように家を考えてしまう方なのでしょうか?


レ坪数にこだわる人


平屋が高くなってしまう方は
坪数にこだわってしまう人です。
「家はこれくらいなければいけない」とか
「部屋はこれだけなければいけない」とか
「部屋の広さもこれくらいないといけない」とか
なんせやたらデカさにこだわる人です。


これは平屋に限ったことではなく
2階建てでも同じですが
家は大きくなればなくほど
それに連動して家の価格も高くなります。


そして、あれもこれもと
どんどん付け加えていった結果
坪単価は安くなっていくものの
それに逆行して家の価格は高くなっていってしまいます。


レ家が高くなれば、色々と高くなる


そして、家の坪数にこだわれば
建築費が高くなるだけにとどまらず
その他の様々な費用も高くなってしまいます。


ランニングコストとなる光熱費や固定資産税
そして、塗り替えなどのメンテコスト
さらには、将来リフォームする時のコストなどが、です。


それゆえ、コストを抑えながら平屋を建てるためには
坪数や大きさにこだわらないようにすべきである
そして、それが結果的にランニングコストも
抑えられるようになるというわけですね。


レ無駄を省きながら平屋を建てる!


zumen.jpg


では、前回お伝えさせていただき他こちらの土地では
1800万円という予算の中で
一体どのような家を提案したのでしょうか?


もちろん、これだけの広さがなので
当たり前のように平屋を提案させていただきたのですが
まず道路面である西面に玄関と収納をまとめました。


玄関は明るい方が良いものの
かといって厳しい西日を入れる必要はないし
収納にいたっては
そもそも日光を入れる必要なんてありませんからね。


結果、正面となる西面から窓をなくすことが出来
スッキリした美しい外観になると同時に
汚れの原因となる窓がなくなれば
家の汚れも目立ちにくくなります
また、間取りが分からない
防犯に優れた住まいにもなります。


そして、たっぷりと直射日光が入り
明るく開放的なスペースにしたいリビングは
視線が気にならない場所に配置しつつ
視線が気にならない窓をつくりました。


結果、たとえ曇りの日でも
自然光だけで日中過ごすことが出来る
明るいリビングが出来上がりました
もちろん、光を拡散させる工夫も織り交ぜることで
明るさを際立たせていますがね。


コスト面はどうでしょうか?
コストを抑えるためには
広さにこだわらないことが大切であると申し上げましたが
では、そうするためには一体どうすればいいのでしょうか?


まずは、廊下をなくすことです
廊下がなければ家の中の温度差が生まれにくくなり
快適な環境も維持しやすいですしね。


また、部屋の数や広さについても
必要・不必要をよく考えるべきです
子供部屋の数や広さ、寝室の広さ、ですね。


収納に関しても
ただ闇雲にたくさんつくればいいわけじゃありません
床面積が増えれば
それに比例してコストが高くなってしまうからです。
それゆえ、床面積を増やさずに収納を増やす工夫を
家の至るところに織り交ぜました。


そして、こういった工夫をした結果
1800万円でゆとりを持って暮らすことが出来る
平屋の住まいをつくることが出来たというわけです。


ということで、家づくりをする時は
なにげなく受け入れてしまっている
思い込みを一旦捨てていただくと同時に
本当に自分たちに必要なものが何かをよく考えながら
土地を選び、間取りをつくっていただければと思います。

今回はここまで!!
次回は、間取りは土地で決まるものについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

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