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2022年02月25日

設計は問題解決提案

家は、環境に合わせて建てるものであり
設計とは、その土地が持つデメリットや
懸念点を解消するための手段です。


例えば、あなたが住もうと思っている場所が
海の近くか、高台だとしたら
かつ、周囲に家がないところだとしたら
そこで考えられる懸念点は何でしょうか?


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


この場合、考えられる最大の懸念点は
強風の影響を受けやすいということです
台風の時はもちろん
日常的にも平地に比べると
風当たりが厳しそうですからね。


それゆえ、こういった土地で家を建てる場合
可能であれば「平屋」を建てるべきです。


2階建てよりも重心が低いため
風の抵抗を受けにくいし
上階からの荷重負担も小さいし
そもそも構造が安定しているからです。


2階建ての場合は
背が高い分、風の抵抗を受けやすいし
上階からの荷重負担も大きいため
風が吹くと余計に家が揺れますからね。


また、海に近い場合
風の抵抗とともに懸念される点が
風による塩害被害です。


それゆえ、塩害被害を
受けやすそうな材料を避けるべきだし
自転車置き場や玄関の位置
そして使用する窓の種類なども
考えなければいけません。


錆びやすい外壁を選ぶと
外壁のメンテ周期が早まってしまうし
自転車を青空駐輪していると
錆びてすぐ壊れてしまうでしょうし
窓を敷居に砂がかむと
窓が壊れやすくなってしまいますからね。


レ住宅密集地の懸念点


では、逆に住宅密集地の懸念点は
どういったものがあるでしょうか?
まず考えられることが
家に囲まれているため
光が入ってきにくいのではないか?
という懸念点です。


よほど敷地が広くない限りは
近隣の建物との距離を
充分に取ることが出来ませんからね。


この懸念点を解消するためには
近隣の建物との距離を
充分にとった場所に窓をつくるか?
あるいは、それが難しい場合は
より高い位置から光を入れるようにするか?
のいずれしかありません。


この懸念点を解消するために
日当たりがいい南側接道の土地を買っても
よく考えて設計しないと
新たな懸念点が生まれるからです。


南に大きな窓をつくることによって
生まれる幾つかの懸念点です。


まず、外からの視線が気になります
そして、カーテンが開けられなくなります
また、正面の窓が大きくなれば
防犯面も気になります
そして、シャッターをつけたり
塀や目隠しをつくらざるを得なくなります。


結果、余分な出費が増えるし
けっこう薄暗い家になってしまいます
せっかく日当たりがいい土地を
買ったにもかかわらず、です。


防犯性に不安があるということは
プライバシー性も低いということでもあるしね。


このように
環境に合わせて設計しないと
結局、全くいい家にはなりません。


いい家とは
安心して暮らすことが出来る家であり
使いやすく住みやすい家であり
明るくて気持ちいい家のことです。


ということで、土地を選ぶ際も
こういった観点を持って
見ていただければと思います。


そして、土地が持つ懸念点を見つけ出し
それを解消する方法を
間取りに組み込んでいってくださいね。


今回はここまで!!
次回は、不確かな未来に備えた家づくりについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年02月21日

スペックとコストを左右するもの

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


家づくりでは
日当たりの良い方向には
大きな窓をつくることが
ごく当たり前となっています。


しかし、そうすれば
その窓から光も入ってきますが
同時に視線も入ってくることになります。


結果、視線を遮断するために
カーテンをしなければいけなくなるのですが
目隠しのためにカーテンをするということは
イコール日中の光をずっと遮断してしまう
ということでもあります
昼間ずっとカーテンが開けられませんからね
そして、朝からずっと照明が必要になります。


また、カーテンにも
それなりのコストがかかってくるため
家づくりのコストも増えることになるし
この窓には、直風がもろに当たることから
同時にシャッターも必要となり
さらにコストが嵩むことになります。


さらに、室内を見えにくくするために
防犯対策も兼ねて
外構工事をせざるを得なくなりますが
そうなれば、もちろん外構工事のコストは
割高になってしまいます。

つまり、カーテンありきで
間取りをつくってしまうと
付随する出費が色々と出てくることになる
というわけなんですよね。


それゆえ、家のコストを合理的に
かつ総合的に落とすためには
「窓のつくり方」が
カギを握っているというわけですね。


レ窓を少なくした方がいい理由


そして、コスト面以外にも
窓は少ない方がいい理由があります。


まず、窓が少なくなれば
必然的に耐震性が高くなります
窓がない分、壁の量が増えるからです。


そして、それと同時に
断熱性能も高くなります
単純に、断熱材が入った壁の方が
窓よりも断熱性能が高いからです。


また、窓が少なくなれば
外壁にできる汚れもその分少なくなります
外壁の汚れの一番の原因は
窓の両脇から垂れることによって
出来るシミだからです。


それと同時に
窓が少なくなれば窓ふきや網戸掃除などの
手間も減ることになりますしね。


さらに、窓が小さくなれば
その分、収納も増えます
単純に壁の量が増えることで
壁面を使いやすくなるからです。


しかも、壁面が使いやすくなれば
家具の配置もしやすくなるし
模様替えなどもしやすくなるので
へやのつかいかたの自由度もアップしますしね。


このように
家の中の明るさが充分確保でき
かつ、風を通したいとき
心おきなく通せるのであれば
窓の数をわざわざ増やす必要はない
ということなんですよね
そもそも窓のコストも高いですからね・・・


レ比例しない窓の数と開放感


外から見たとき
たくさん窓があるお家は
一見家の中がものすごく明るいと
イメージされることでしょう。


しかし、その窓の多くには
視線を遮るためのカーテンがつけられ
朝から照明なしでは過ごすことが出来ません。


そして、カーテンによって
外の景色も見えなくなるため
開放感もそう感じることが出来ません。


他方、外から見たとき
窓がほとんどないお家は
一見家の中がものすごく暗いと
イメージしてしまうと思います。


しかし、そのお家の窓には
カーテンが一切必要ないとしたら?
そして、その窓からたくさんの光が
室内に入ってきているとしたら?
さらに外や空がいつも感じられるとしたら?


光に満ちた明るい空間であり
かつ、開放感に溢れた
豊かで贅沢な空間が出来上がります。


ということで
コストを合理的にカットするためには
窓のつくり方もよく考えなければいけない
ということを
覚えておいていただければと思います。


それが、結果的に
余分なコストをかけることなく
自然にスペックも高める要素となりますから!!


今回はここまで!!
次回は、設計は問題解決提案について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

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