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2022年04月08日

裏と表を使い分ける

「平屋って高いんじゃないですか?」とか
「○○○○さんの家って
カッコいいけどやっぱ高いんでしょ?」と
同じくらいよく受ける質問が
「白い壁って汚れないんですか?」ってことです。


もちろん、外にさらされている以上100%汚れるので
「普通に汚れますよ」とお答えするんですが
その心をもう少し掘り下げてみると一番気になることは
「汚れた時、不細工にならないのか?」ってことだと思うので
今回は、その点についてお伝えしていきたいと思います!!


やっぱ白い家が一番カッコいいわけですからね
出来ることなら白にしたいけど
「どうしようかなー」と迷っている方は
ぜひ参考にしていただければと思います。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


では、まず弊社の家をご覧いただくと
共通したことがあるのですが
それがお分かりになるでしょうか?

そうです
基本的に「正面に窓がない」ってことです!!
では、これってなぜだと思いますか?


デザイン重視?と最初はお感じになるかもしれません
ですが、実はそれだけじゃないんですよね
(もちろんデザインも重視していますよ!!)


実は、この理由は
外壁を汚さないようにするためです
単純に、外壁汚れの一番の原因が「窓」だからです。


でも、ここで勘違いしてほしくないことは
ホントは必要なのに、なくしたいから
窓をなくしているんじゃなくて
なくなってもいいように
間取りをちゃんと考えているということです。


また、同時に窓以外のものも
正面からなくなるようにも工夫しています。


例えば、換気扇の外部カバーです
カバーの上に溜まった土埃が
窓同様に雨によって垂れて流れてくるし
カバー下からは、カビを伴った
ドス黒い汚れが発生しますからね。


エアコンも正面側につけてしまったら
室外機と室外機までの外部配管が
モロに見えてしまうので
メチャクチャ不細工ですよね
配管は軒天同様に
蜘蛛の巣の格好の餌食になっちゃいますしね。


このように、片端から
外壁を汚してしまいそうなモノをなくすことで
そもそも汚れが付着しにくい家にしているというわけです
突起物さえなければ、雨が降った時
一気に外壁の汚れを洗い流してくれるわけですしね。


レこの理論の弱点


でも、この方法にも1つ弱点があります
っていうか、外壁を汚れにくくするための
もう1つの選択肢である「タイル」には出来て
この方法には出来ないことです。


それは、家全面を汚れないようにすることは
不可能だということです
エアコンにしても、換気扇にしても
どこかには必ず必要なわけですからね。


(ちなみに、タイルだと全面汚れにくくはできますが
重厚感が半端なく出るので
そもそも家の雰囲気がかなり変わってくるし
値段もかなり高くなります)


そんなわけで、設計する時には
家の表と裏の使い分けをしなければいけません。


つまり、汚したくない表面ではなく
汚れてもそう気にならない裏面に
細かい部材をまとめて設置するように
間取りを考えていく、というわけですね。


玄関の横にエアコンの室外機があるって
残念というか、なんか不細工でしょ?
また、玄関ドアと同じ方向に勝手口ドアがあるって
そもそもおかしいでしょ?
本来裏口である勝手口が
表口である玄関と同じ方向にあるって
家の正面にゴミが並んじゃうし。


でも、こういったことにも配慮しながら
間取りをつくるようにしないと
あっさりこんな家が出来上がって
しまうものまた1つの現実です。


そして、これらの部材が
問答無用で外壁を汚し
家を薄汚くしていってしまうというわけです。


結論としては
弊社では外壁を汚れにくくしつつ
同時に、不細工な汚れ方をしないようにしているので
汚れそうっていう理由で
白にするかどうかを悩んでいるのであれば
思い切って白を使っていただければと思います
白と木の組み合わせは最強にかっこいいですから!!


今回はここまで!!
次回は、庭について考えるについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年04月04日

家の原理原則

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて今回は
昔の日本家屋に比べて
ずいぶんと安く建てられるようになった
もはや間取りも外観も建売住宅と
そう変わらない最近の注文住宅について
お伝えしていこうと思います。


レ今主流な間取りは日本人に適しているのか?


建売住宅に限らず
最近の注文住宅の間取りは
完全にコスパ重視でつくられているのですが
コスパ重視でつくられたお家の間取りは
日本人の気質やライフスタイルには
とてもじゃないけど合うものではありません。


例えば、密集する住宅の中で
外に向かってオープンになる家は
本当に住みやすい家なのでしょうか?


開けた方向につくった大きな窓は
外から家の中が丸見えになってしまいます。
また、中から外もよく見えるため
よりいっそう外から見られている感が出てしまいます。


これじゃあ、リラックスした状態で
家の中で過ごしにくくなってしまいますよね?
ノーメイクやパジャマのままで
あるいはパンツ一丁や上半身で
過ごしにくくなってしまいますよね?


結果、本来は光量調整のために設置するカーテンを
視線の遮断を主たる目的として
設置せざるを得なくなります
そして、想像を大きく下回る
明るさの中で暮らさざるを得なくなります。


また、そうならないように
保険のために窓をたくさん設置しようとすると
それはそれで別の問題が起こります。


耐震が悪くなる問題
家の中が寒くなる問題
もっとカーテンが必要になる問題
外壁が汚れやすくなる問題
掃除する場所が増えてしまう問題
思っていたより収納が少ない問題
家具が置きにくくなる問題
などなどです。


窓が多くなり
その分壁が減ったことによる二次的な被害です。


つまり、自分自身で耐震と温熱を悪くし
かつ、余計な費用がかかり
かつ、使い勝手が悪い家にしてしまう
というわけです。


この他、こういったお家の特徴は
子供部屋の利用時期が
限定的になってしまうこと
家に散らかりやすくなってしまうこと
洗面やキッチンといった本当は明るくしたい場所が
なぜか異様な暗い場所になってしまうこと
洗面の動線がやたら悪くなってしまうこと
などがあるのですが
これらは全て生活に支障をきたす
深刻な問題となります。


レ住みやすい家が一番!


ぶっちゃけ
今主流となっている間取りを真似て
家を建ててしまうと
絶対住みやすい家にはなりません。


ここまでお伝えしてきた通り
コスパを重視した間取りだからです。


事実、当たり前のように子供部屋を
2階につくってしまったら
子供が小さいうち家が片付きにくくなってしまうし
出て行った後も使いにくくなってしまいます。


また、当たり前のように
南向きで部屋をつくってしまったら
丸見え、日焼け、暑い、という問題が発生するし
逆に、水回りは、暗い、寒い、ジメジメする
という問題が発生してしまいます。


さらに、当たり前のように
2階建てにしなきゃいけないと
思い込んでしまっているから
地震に弱い家になってしまい
耐震補強に余分なコストを
掛けざるを得なくなってしまいます。


ということで、家ってホントは
当たり前に倣って建てるものではなく
土地に合わせて建てるものだということ
そして、その原理原則に沿って建てれば
メチャクチャ住みやすい家になる
ということを、建てる前に
知っておいていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は、表と裏を使い分けるについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

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