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2022年05月06日

家と税金と住宅ローンと

家を建てると
10年間税金は還付を受けることが出来ます
(現在は期間限定でさらに3年間延長されています)

この制度を「住宅ローン控除」というのですが
具体的には、各年末のローン残高の0.7%を上限として
まずは所得税が控除され、控除しきれなかった分を
住民税から控除してくれるというものです。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて、今回は
住宅ローン控除について掘り下げつつ
「節税」をテーマにお伝えしていきたいと思います


例えば、年収600万円の方は
所得税を年間で約20万円
住民税を年間で約30万円収めていると思いますが
この方が家を建てると、住宅ローン控除によって
最大336,500円もの所得控除を受けることが出来ます。
(計算式→所得税200,000円+住民税136,500円)
(*注:住民税控除は136,500円が上限です)

つまり、この方の場合
借入残高が4807万円(336,500円÷0.7%)を下回るまでは
控除枠を上限いっぱいまで使えるということになるのですが
とはいえ、返済面から考えると
確実に借入額をもっと減らしたいところですよね。


家を建てると今まで必要なかった費用が諸々かかるし
家を建てるかどうかにかかわらず
子供たちの進学資金も貯めないといけないし
同時に老後への備えもしていかないといけないからです。


ということで、ここからは
もう少し現実的に考えていきたいのですが
仮にこの方が3000万円借入れをしたら一体どうなるのでしょうか?


この場合、最も節税効果が高いのは
最も借入残高が大きい1年目なのですが
1年目の年末残高が3000万円だとしたら
この方は、最大で210,000円の所得控除を受けることが出来ます。


つまり、納めている所得税が満額返ってくるという訳です。


なかなかなボーナスですよね
でも、もうちょっと踏み込んで考えてみると
実は126,500円分控除枠が使い切れていないんですよね
(136,500円 - 10,000円 = 126,500円)
(住民税控除 - 所得税控除しきれなかった分 = 控除枠余り分)
そこで、オススメなのが私的年金のiDeCoです。
掛け金全額が所得控除の対象になるからです。


例えば、iDeCoに毎月上限いっぱいの
23,000円を積立していったと仮定すると
年間で276,000円分、所得控除を受けることが出来ます。


つまり、この年収の方なら
所得税、住民税ともに税率は10%だと思うので
それぞれ27,600円ずつ控除されるというわけですね。


となると、まずはiDeCoによって
27,600円が所得税から控除されるため
住宅ローン控除によって控除される
所得税の額が172,400円になります。
(200,000円 - 27,600円 = 172,400円)


そして、その結果
住民税から控除される金額が増えます
210,000円 - 172,400円 = 37,600円
こんな感じですね。


数字が並ぶとちょっとややこしいのですが
要はiDeCoに加入したことによって
より節税効果が高くなったというわけですね
具体的には所得税、住民税ともに
27,600円ずつの合計55,200円分です。


レ「節税」をうまく利用してお金を増やすこと


この話から伝えたいことは
所得が高くなれば納める税金の額も高くなるため
所得が高めの方は家を建てると同時に
iDeCoにも加入した方がいいということです。


また、個人的には
iDeCoと同時に「つみたてNISA」を利用し
毎月コツコツと積立投資もしたほうがいいと思っています
教育資金が老後資金をつくっていくためには
あなた自身が働くとともに
今のうちからお金にも働いてもらう必要があるからです
そして「つみたてNISA」にも
「iDeCo」同様に大きな節税効果があるからです。


お金のことに関しては
知っていることによって損することはほぼありませんが
知っていないことによって損することがたくさんあります。


住宅ローンにせよ、住宅ローン控除にせよ
iDeCoにせよ、つみたてNISAにせよ
生命保険にせよ、なんでもです。


そんなわけなので
家づくりをきっかけとして
お金のことについても
家と同じくらい勉強してみてくださいね。


今回はここまで!!
次回は、変動費と固定費。削るべきはどっち?について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年05月02日

表と裏を同時に考えるバランス

こんにちは!!
耐震に関する質問をいただくたびに
「うちは平屋が基本ですから」
とお答えしているスマイルホーム菅野です。


つまり、そもそも2階がない平屋は
上からの荷重が少なく
かつ重心がしっかりしているため
台風の強烈な風圧の影響も受けにくいし
また、地震の時の激しい揺れの影響も
受けにくいということですね。


また、それが結果的に
耐久性を高める要素にもなるし
99.9999%、2階の床が抜けて
落っこちてくることもないですしね。


レ耐震等級3という安心

とはいえ、それでもまだ
不安がある方もいらっしゃると思うので
その場合は「耐震等級3」
の取得をオススメしているのですが
これは要するに「保険」だと
考えていただいていいと思います。


安心を買うために追加でお金を払っていただく
というイメージですね
25万円ぐらいの費用を、です
家のバランスさえよければ
確実に耐震等級3は取得できますからね。


レコスト意識を持つこと


「うちは耐震等級3が標準です!」とか
「うちは制振ダンパが標準です!」といった謳い文句を
並べている住宅会社がありますが
ここで建てる側のあなたが理解しておいた方がいいことは
「標準となるスペックが高くなれば、
その分建築コストも高くなる」
ということです。


先程お伝えさせていただいたように
耐震等級3を取るにも25万円ほどコストがかかるわけだし
制振ダンパをつけるにしても
40~50万円ほどコストがかかるわけですからね。


また、壁を漆喰にする場合
クロスよりも100~150万円ほど高くなるし
外壁を塗り壁にする場合
サイディングよりも80~100万円ほど高くなります。


さらに、床暖房を設置する場合
しない場合より80~100万円高くなるし
キッチンだって選ぶものによったら
あっという間に100万円ぐらい高くなります。


つまり、いいなーと思う要素を取り入れたいと思えば
そのためにはそれ相応のコストがかかるというわけですね。


レコストはなにより大切な観点


このように、お金さえかければ
家はどんどん良くなっていきます。
あなたが思い描く理想にどんどん近づいていきます。


しかし、あくまでそれは
予算が許す限りで考えるべきだし
どうしてもやりたいことがあるとしたら
何か別のところでコストを調整すべきではないでしょうか。


例えば、どうしても耐震等級3を取りたいけど
予算もこれ以上かけられないとしたら
25万円分削れるところがないかを同時に考えるべきだし
どうしても漆喰の壁にしたいけど
予算もこれ以上かけられないとしたら
100~150万円分削れるところがないかを
同時に考えるべきなのですが
これだけ大きな金額を削るとなると
面積をカットするしか方法がありません。


となると、2~3坪(4~6帖)ほど
面積をカットしなければいけないのですが
そのために、どこなら削ってもいいのかを
あらかじめ考えておくことが大切です。


これから先
私たちの可処分所得は確実に下がっていくし
子供や老後のために、また家を維持していくためには
たくさんのお金が必要になるので
家づくりにお金をかけ過ぎるべきではありません。


でも、かといって家の品質を落とすべきではないので
コストをかけないようにしながら
品質の良い家を建てることが
なにより大切なこととなってきます。


そんなわけなので
大切な予算をしっかり守りながら
いい家が建てられるように
プラスとなる知識だけじゃなく
マイナスできる知識も持ち合わせながら
家づくりをしていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は、表と裏を同時に考えるバランスについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

GWを愉しんでくださいね。withコロナです。

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