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2022年08月12日

窓を殺す考え方と活かす考え方

ri.jpg


ご覧いただければ分かるように
弊社では、リビングダイニングキッチンに使う窓は
天井の高さと同じサイズのものを使っています。


天井と窓の高さを合わせることによって
そうじゃない窓を使った場合より
はるかに抜け感が出るし
室内により多くの光を
採り込むことが出来るからです。


また、光が天井までしっかり届くため
より室内を明るく感じさせてくれるし
窓枠も必要じゃなくなるため
窓枠の上にたまったホコリを
取る必要もありません。


そんなこんなで
この窓を標準的に使っているのですが
とはいえ、このハイサッシを使う場合
気を付けなければいけないことがあります。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて今回は
前回の内容にちょっと補足して
「窓」のことについて
お伝えしていきたいと思います。


レカーテンが必要な窓にしない


ズバリ気を付けなければならないことは
まさにこれです。


例えば、光がたくさん入ってくるからと
日当たりが良い場所に
その窓をつけたとしても
同時にそこから人の視線が
入ってきてしまうとしたら
そこにはカーテンが必要になります。


となると、その窓から入ってくる光を
遮断してしまうことになります
レースだけでその視線が
遮断できるのならまだしも
ドレープカーテンまで
閉めざるを得ないとしたら
全くと言っていいほど
光が入ってこなくなっちゃいますからね。


いつもカーテンが閉まったままだと
庭も空も見ることが出来ませんしね。


また、その窓は
おそらく防犯的にも不安を感じるし
台風時も強い風がバンバン当たるので
カーテンと同時にシャッターが
必要になると思いますが
窓が天井まである場合
とてもじゃないけど女性では
そのシャッターに手が届きません。


結果、手動シャッターではなく
電動シャッターにせざるを得なくなり
無駄に家をコストアップさせてしまいます。


つまり、ハイサッシを使う場合
設置場所をよく考えてつけないと
家の中が暗くなるだけじゃなく
無駄にコストアップを招いてしまう
ということなんですよね。


レ窓の特徴と見え方に遠慮する


さらに、弊社が建てる家の多くが
平屋なのですが、平屋の場合
すべての窓のつくり方に注意しなければいけません
すべての窓が歩く人や近所の人の視線に
さらされているわけですからね。


例えば、弊社では視線が気になる場合には
横すべり出し窓を標準的に使い
かつ、フロストガラスを標準的に使っています。

ribi.jpg


この四角形の窓ですね。


理由は、この窓は上に向かって開くのですが
それほど窓が開かないため
視線がほとんど入ってこないこと
そして、窓が軒代わりになるので
小ぶりの雨程度なら全く中に入ってこないことです。


つまり、天気の日はもちろん
小ぶりの雨程度なら
ずっと窓を開けておくことが出来るというわけですね。


フロストガラスを使っていることで
外から中も見えないので
カーテンだって必要なくなりますしね。


また、この窓じゃなく
引き違い窓(一番ポピュラーな窓です)を使う場合
窓を開けた時、どうしても視線まで
一緒に取り込んでしまうのですが
この問題も設置する高さを変えただけで一気に解決します。


例えば、一般的には
窓の高さは床から2mの位置にそろえるのですが
引き違い窓をこの高さに設置すると
外から家の中が丸見えになってしまいます。


そこで窓の高さを床から2mではなく
あえて天井と合わせてみたらどうでしょうか?
窓の高さが40㎝上がることによって
外からの家の中が見えにくくなります。


理由は、外の地面は家の床よりも60cmほど低いため
仮に窓そのものの高さのサイズが70cmだとしたら
2m49cm(天井高)-70cm(窓高)+60cm(地面と床の高さ差)
=2m30cmが、外から見た時の一番低い窓の高さになるからです。


結果、その窓にもカーテンが必要なくなり
その分コストをカットできるし
より多くの光を家の中に採り込むことが出来ます。


いかがでしたか?

このように窓のつくり方一つで
家のコストも、家の明るさも
家の快適性も格段に変わってくるのが
家づくりの隠れた現実の一つです。


なので、暗くて閉鎖的に家にしないために
窓のつくり方にも配慮しながら
家づくりをしていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は窓に対する固定概念について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2022年08月10日

美しさと機能性の共存

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて、今回は
「美しさと機能性の共存」
というテーマについて
お伝えしていきたいと思います。


携帯電話しかり、家電製品しかり
いろんなプロダクトが
美しさと機能性が共存出来ている中
どうも家に関しては
「美しい家=使い勝手が悪い」とか
「美しい家=住み心地が悪い」
というイメージが
未だに拭えてないような感じなので
その誤解を全力で解いていきたいと思います。


レ美しさと機能性が共存できない理由


では、なぜこと家に関しては
美しさと機能性が
共存できないのでしょうか?


内装は美しく仕上げることが出来るのに
こと外装に関しては
お世辞にも美しいとは言えない
家が大量生産されるのでしょうか?


ここには2つの理由があると考えます。


まず1つ目が
美しい家にするために
どうすればいいのかを建築会社が
そもそも知らない、ということです。


知らないことは
どう頑張っても実現不可能ですからね。


また、人は基本的に
知らないことや新しいことは
否定したくなるものです。


例えば、投資を全くしたことがない人は
投資について否定的になるでしょうし
太陽光発電に否定的な意見を持つのは
太陽光発電をつけてない人だったりします。


それと同じ理由で
弊社が建てる家のような
外観デザインが美しい家の
つくり方を知らない人たちは
もっともらしい意見を述べ
意図的に潰そうとしているのでは
ないでしょうか。


「使い勝手が悪い」とか
「家の中が暗い」とか
「コストが高くなる」とか
「メンテがしにくい」とか
聞いた人が思わず後ずさりしてしまうような
理由を述べることによって、です。
そんな家を見たこともなければ
体験したこともないのに・・・


そして、2つ目の理由が
外観のことも考えながら
間取りを考えていない
こと、です。


つまり、間取り図と
ずっとにらめっこしてしまっている
ということですね。


間取り図だけを見て
間取りをいじってしまうと
確実に家のデザインは崩れていきます。


変な場所に窓が出来てしまったり
窓が不均一になってしまったり
正面に換気扇やエアコンの室外機&配管などが
出てしまったりするからです。


また、デザインを美しくするためには
縦横のバランスがとても大事だし
重心を低くした方がいいので
平屋を基本とすべきなのですが
一般的には2階建てが基本となっているため
どうしてもデザインが崩れやすくなってしまいます。


そんなこんなで
機能性はいいんだけど
なんだかデザインがパッとしない家が
出来上がってしまうわけです。


レ美しい家には機能性が悪いのか?


例えば、弊社では
基本的に平屋を提案するのですが
平屋の場合、問題が発生しやすいのが
防犯性とプライバシー面です。


ゆえ、その問題を解決するために
出来るだけ窓の数を減らしつつ
それらの窓全てから
たっぷりと光が採り込めるように
カーテンが必要じゃない窓だけを
つくるようにしています。


sinnpuru.jpg


こんな感じですかね。


この結果、ご覧いただければわかるように
美しい外観のお家が出来上がります。


間取りが分からないことから
プライバシーも担保され
家の中での居心地がメチャクチャいいし
防犯性にも優れているため
安心して過ごしていただけますしね。


また、弊社では
窓の高さと天井の高さを揃えているのですが
窓が大きくなれば
その分光もたくさん入ってくるし
かつ光も拡散しやすくなるし
天井まで明るくなることで
より家の中が明るく感じられます。


LDK.jpg


こんな感じですかね。


抜け感があって
より開放感を感じながら
暮らしていただけそうですし
カーテンがいらないということは
カーテンを洗う必要もなくなりますしね。


さらに、家の中のドアも
窓同様に天井と高さを白得て設置していますが
こうすることで天井がずっと続き
空間に奥行きが出るため
より開放感を感じていただきやすくなります。


doa1.jpg


この違いですね。


機能面で言っても
ハイドアはドア枠が必要ないことから
ドア枠の上のホコリ掃除もしなくて済みますしね。


と、窓とドアのことを
お伝えさせていただいたのですが
デザインを美しくする工夫をしたことによって
果たして機能性が
犠牲になってしまっているでしょうか?


もちろん、なっていませんよね。
まっ、とはいえ「百聞は一見に如かず」なので
これから家を建てようと思っている方は
ぜひ一度、弊社のお家を
見に来てもらえたらと思います。

今回はここまで!!
次回は窓を殺す考え方と活かす考え方について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!


明日かお盆休みの方はごゆっくりとお過ごしくださいね。
弊社のお盆休みは13~16日までとなっています。

2022年08月08日

日当たりが悪そうな50坪の土地に建つ平屋

こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


さて、今回も引き続き
最近立て続けにご紹介している
お施主様宅について
お伝えしていきたいと思います

3方向ぐるりと家に囲まれた
南向きの50坪の土地に建つ
「平屋」のお家です。


真っ白とシルバーの
コンビネーションが美しい
窓がないシンプルなファサードのU様宅。


斜めにカットされた壁の奥から
チラリと顔を覗かている天然の木が
シンプルさの中に温かみを与えてくれています。


そして、天然の木が貼られている場所が
U様宅の玄関なのですが
そのドアを開けた瞬間
その外観からは想像もつかない
眩しい世界が目の前に広がります。


naikan.jpg


玄関を前に進むと
暮らしの中心となる
リビングダイニングへと続きますが
この空間へも絶え間なく明るい光が差し込む続け
心地よい光に包まれながら過ごしていただけます。


naikan2.jpg


この明るさは
たとえ雲で太陽が隠れていようと
たとえ雨が降っていようとも
そう衰えるわけでもありませんしね。


また、空を眺めながら
ダイニングで食事をしていただけるし
リビングの畳コーナーで
ゴロゴロしていただけるし
キッチンで食事の準備をしていただけるのも
U様宅の大きな魅力の1つです。


開放感を感じながら
日々過ごしていただけるわけですからね。


かつ、外が感じられるということは
光の移ろいや四季の移ろいを
感じながら過ごしていただけるので
日々の暮らしに彩りを与えてくれるでしょうしね。


キッチンを横に進むと
「中庭」に沿って少しばかり廊下が続くのですが
その廊下脇に位置するのが洗面脱衣室です。


そして、この廊下にある窓は
南向きとなっているのですが
南に隣接して建つ2階建ての家から
十分の距離をとった場所に窓をつくっているため
南の家の2階から家の中を覗き込まれることもなければ
直射日光も絶え間なく差し込み続けます。


結果、この廊下は外だと乾きにくい真冬や
花粉が飛散する時期は
絶好の室内干しの場となるし
それ以外の時期も洗濯機から干し場となる「中庭」まで
ほんの数歩でたどり着くため
その作業が劇的に楽チンになります。
(イメージ的にはアパートで住んでいるときと同じ感覚で
この作業が出来るって感じですかね?)


また、「中庭」はリビングにも面しているため
乾いた洗濯物をリビングに取り込むもよし
あるいは、たたんだりアイロンも出来るようにと
広めにつくった洗面脱衣室に取り込むもよし
という感じだし
かつ、すぐに片付けられるようにと
衣類収納も洗面脱衣室の近くにつくっているので
これらの作業のために
あちこち動き回らなくてもいいのも
U様宅の大きな魅力の1つです。


いかがでしたか?


日当たりが悪そうな50坪の土地に
平屋を建てたとしても
明るくて開放的な日々の暮らしと
使いやすく生活しやすそうな住まいを
ご想像いただけたのではないでしょうか?


人生100年時代を迎えると言われている中
建てたお家で過ごす時間を
より快適で、より豊かなものにすることが
間違いなく家づくりの核だと思います。


なので、自分自身の暮らしにあった
家づくりをすることが出来るよう
日々の暮らしをイメージしつつも
周囲の環境との兼ね合いも考えながら
間取りを考えるように
していただければと思います。


今回はここまで!!
次回は美しさと機能性の共存について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

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