« 2023年08月
  •  
  •  
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  •  
  •  
2022年10月14日

電気料金の今後と家づくりと

東日本大震災をきっかけに
原発が停止となったことで
さらに火力発電比率が高まり
発電に必要なLNG(液化天然ガス)や
石炭などの燃料費が増大しました。


また、それと同時に
太陽光発電を代表とする
再生可能エネルギーの普及が進み
再エネ賦(ふ)課金が導入されたことで
電気料金が上昇しました。


そして今後、
脱炭素の流れが進むことで
さらに再生可能エネルギー比率が
高まることが予想されることから
電気料金が引き続き値上がりの一途をたどる
と言われています
その上昇率たるや年間3%ずつだとか・・・


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


つまり、この上昇率を維持したままだと
電気料金は、24年後には
ざっと現在の2倍になるということです
仮に現在の電気代が約10,000円だとしたら
24年後は、同じ条件で電気を使った場合
電気代が約20,000円になるということですね。


以下、計算結果です↓
10,000円ⅹ1.03=10,300円(1年後)
10,300円ⅹ1.03=10,609円(2年後)
10,609円ⅹ1.03=10,927円(3年後)
10,927円ⅹ1.03=11,255円(4年後)
11,255円ⅹ1.03=11,593円(5年後)
11,593円x1.03=11,940円(6年後)
11,940円ⅹ1.03=12,299円(7年後)
12,299円ⅹ1.03=12,668円(8年後)
12,668円ⅹ1.03=13,048円(9年後)
13,048円ⅹ1.03=13,439円(10年後)
~途中(11年後~20年後)省略~
18,061円ⅹ1.03=18,603円(21年後)
18,603円ⅹ1.03=19,161円(22年後)
19,161円ⅹ1.03=19,736円(23年後)
19,736円ⅹ1.03=20,328円(24年後)


もし、ホントにこうなるんだとしたら
この積み重ねは将来の暮らしを
かなり圧迫しかねないので
家づくりをする時には
そうなる将来に対して
なんらかの対策をしなくてはいけません。


レ太陽光発電の賛否両論


高騰する電気料金への対策として
もっとも争点となるのが
太陽光発電を設置するか否か
ということです。


ネガティブな意見にフォーカスすると
買取金額が下がって
元が取れないからダメだとか
パワコンが途中で壊れて
その交換代がいるからダメだとか
産業廃棄物だから廃棄処分に
莫大な費用がかかるからダメだとか
言われていますからね。


また、四季があり雨も多い日本は
そもそも太陽光発電に適した国じゃない
という意見もあるし
発電しない夜の電気料金を賄うには
蓄電池が必要なのですが
それも、まだまだ費用が高く
かつスペックも発展途上状態なので
そういったことも
設置に後ろ向きになってしまう
確固たる意見であることも事実です。


レで、どっちがいいの??


というわけで、ここからは
私の意見をお伝えしていきたいと思います
私自身は、建てる方にも
太陽光発電の設置をオススメしているし
実際、自分の家にも設置しています。
人に勧めるからには
まず自分で試すことが大切ですからね。


で、太陽光発電設置に賛成である理由は
メチャクチャ簡単で
冒頭でお伝えさせていただいた通り
確実に電気料金が上がっていくからです。


つまり、太陽光発電設置に投資した費用を
買取金額の収入で回収していくという考えじゃなく
高騰していく電気を買わないようにするために
太陽光発電の設置をオススメしている
というわけですね。


蓄電池に関しては
私も設置していないので
現在はまだなんとも言えませんが
遅かれ早かれ将来的には設置すると思います
太陽光発電は夜100%発電しないので
蓄電池が必要なのは明らかですからね。


で、昼も夜も
自給自足で暮らしていければ
生涯ずっとランニングコストとなる
電気料金に一喜一憂する必要もなくなるし
地震や災害などで停電になった時も
あたふたする必要もなくなるというわけですね。
(ちなみに東日本大震災の前に設置していたので体験済み)


ということで
近年、多発している自然災害や
今後の電気料金の高騰に備えるため
そして大地震が起こった時の
ライフライン停止による
混乱に備えるためにも
ぜひ前向きに太陽光発電の設置を
検討していただければと思います。


現在は初期費用なしで設置できるので
排気問題や気候的な問題に対する賛否両論
様々な意見はあるとは思いますが
個人的には設置しておいた方がいいと思っているので
1つの意見として参考にしてもらえたらと思います。


今回はここまで!!
次回は家づくりと資産形成の両立について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2022年10月11日

家を建てることによる節税効果

家を建てると
年末時点の借入残高の0.7%を上限に
13年間納めた所得税を還付してくれます
かつ、所得税だけで控除しきれなかった分は
住民税から控除してくれます。


この制度のことを
「住宅ローン控除」と呼ぶのですが
この制度は非常に大きな節税効果があるので
今回は、その概要について
簡単にお伝えさせていただくと同時に
その効果について
数字を当てはめて考えていきたいと思います。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。

まず、住宅ローン控除を利用するためには
10年以上住宅ローンを組まないといけません
そして、基本的には金融機関にて
住宅ローンを借りなければいけません。
(親からの借り入れは
(会社からの借り入れは金利が0.2%以上必要)


また、この制度は別荘や貸家などには適用されず
自宅であることが必須条件となっており
かつ、床面積が50㎡(約15坪)以上で
店舗併用住宅にする場合は
住宅部分の床面積が全体の半分以上ないといけません。


まっ、簡単に言ってしまいと
銀行からお金を借りて家を建てる人は
ほぼほぼみんなこの制度が適用になる
ということですね。


レ実際の節税効果はどんなものなのか?


では、ここからは実際の節税効果を
数字を当てはめてお伝えしていきたいと思います。


では年収500万円の方が
(手取り金額だと毎月27万円で
ボーナスが71万円ぐらいのイメージです)
銀行にて35年返済で2800万円借りた
と仮定して考えていきたいと思います。

分かりやすく
13年間ずっと所有金額が同じであり
初年度の年末時点の借入残高が2720万円で
毎年80万円ずつ借入残高が減っていくと仮定し
数字を当てはめて考えていきたいと思います。


この試算をするにあたって
まず知っておくべきことは
納めている所得税と住民税の額です。


年収500万円の方の場合だと
所得税が年間約15万円で
住民税が年間約26万円
といった感じですね。


所得税にせよ、住民税にせよ
給与明細書に金額が
記載されているはずなので
一度ご確認いただけたらと思います。
(所得税の額は年末か年始に会社から渡される
源泉徴収書にも記載されています)


では、いざ計算してみましょう!!


1年目は、年末借入残高が
2720万円なので
その0.7%である19.04万円が
控除の上限ということになります
なので、まずは19.04万円から
納めた所得税15万円を差し引きます。


となると、控除枠として残っている金額が
4.04万円となるのですが
続いてこれが住民税から差し引かれます。


つまり、上限いっぱいの19.04万円を
全て使い切ったというわけですね。
(住民税は上限が13.65万円と決まっており
これを超える金額が控除対象にならないので
その点も覚えておいてください)


では、2年目はどうでしょうか?


2年目の借入残高は80万円減って
2640万円となるので
その0.7%である18.48万円が控除の
上限いっぱいということですね。


なので、18.48万円から
納めた所得税15万円を差し引き
残りの3.48万円を住民税から差し引きます。


そして、3年目以降も
同じように計算していってみると
19.04万円+18.48万円+17.92万円
+17.36万円+16.8万円+16.24万円
+15.68万円+15.12万円+14.56万円
+14万円+13.44万円+12.88万円
+12.32万円=203.84万となり
要するに、家を建てたことによって
203.84万円も節税できたということになります。


もちろん、銀行からお金を借りていて
その分利息がかかっているので
単純にそれだけお金が増えたという
わけでもないんですけどね。


でも、このお金を
貯蓄や投資に回すことが出来る
と考えるとかなり大きいですよね。


レお金のことも勉強することが大事


ただ、この住宅ローン控除によって
納めた所得税はほぼほぼ全額返ってきているものの
ぶっちゃけ住民税からの控除は
それほど受けられていません。


ゆえ、個人的には
iDeCoと呼ばれる私的年金をかけつつ
ふるさと納税も積極的に行うことをオススメしています。


理由は、この2つも
住宅ローンほどではないにせよ
なかなかな節税効果があるからです。


つまり、この2つに取り組むことによって
節税効果があまり及んでいなかった住民税の
控除枠ももっと使いましょう、ということですね。


これらに関しての詳しい話は
会社にお越しいただいたときにお話しするとして
要は、家づくりをするタイミングでは
家のことだけじゃなくお金のことも
しっかり勉強しておくことが大切だということなので
こういった制度はもちろん
現在の固定費の無駄などもしっかり見直しながら
家づくりを行っていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は電気料金の今後と家づくりとについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

スマイルホーム
スタッフブログ

スマイルホーム