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2023年03月22日

理想の予算とその実現方法

今や共働きはごく当たり前となっていますが
共働きであることを前提としても
毎月のローン返済額は
ご主人の手取りの30%以内で抑えるべきだ
というのが個人的な考え方です。


仮に手取りが
30万円だとしたら9万円以内
25万円だとしたら7.5万円以内
20万円だとしたら6万円以内
といった感じですね。


理由は、家という資産を持った以上
資産を維持するためにはそれなりの費用がかかるため
その時に備えてコツコツと貯めていかないといけないし
子供たちの進学の費用も
コツコツと貯蓄していかないといけないし
働き続けるために自分への投資も怠ってはいけないし
豊かな老後を過ごすために
長期積立投資もしていかないといけないから。


そして、旅をしたり遊びに行くなど
非日常を体験するためには
まとまった資金が必要になってくるから。


つまり、こういった費用に
おそらく奥さんの給料の大部分が
消えていくことになる可能性が高いから
出来るだけご主人の収入の範囲内で
家づくりをしたほうがいいというわけですね。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


とはいえ、そんな想いとは裏腹に
無情にも建築コストは大幅に上がってしまったので
これから家を建てる人は
これまでの常識を一掃しなければ
この作戦を実現するのが難しいのではないでしょうか。


例えば、ご主人の手取りが25万円だとしたら
あなたが設定すべき毎月のローン返済額は
7.5万円以外ということになりますが
仮に35年返済でローンを組み
1%の固定金利を選択したとしたら
借り入れ出来る額は2650万円となります。


そして、これに自己資金を合わせた額が
あなたが家づくりに掛けていい金額となります
つまり、貯金の一部と親からの援助を
足した金額が300万円だとしたら
合計2950万円が総予算というわけですね。


では、土地と家と庭以外に250万円かかるとしたら
あなたは残りの2700万円で
いったいどのような選択をすべきなのでしょうか。


土地がない場合、どこで買うべきなのでしょうか
どれくらいの予算を土地に掛けるべきなのでしょうか
そもそも土地を買わず
実家の余った土地に建てさせてもらうべきなのでしょうか。


まずは、ここから夫婦で話し合って
よく考えて決断しなければいけません。


この場合、個人的には土地を買うとしたら
土地の予算を500万円以内に抑えるべきだと思います
そして、庭に50万円、家に2150万円
という予算設定をします。


理由は、子育て世代の家族が
不便なく暮らしていくための家を建てようと思えば
家にはこれくらいの予算が必要だからです。


とはいえ、この予算で建てられるお家は
周りの人に比べて大きなお家ではありません
むしろ面積だけを聞くと「えっ?」と驚く広さでしょう
周りの人よりも部屋数も少なくなるでしょうし
一つ一つの部屋も少しずつコンパクトになるでしょう。


ゆえ、あなたが家に多くを望むのだとしたら
土地は買わず実家に余っている土地に建てる
という選択肢をオススメします。


そうすれば、土地を買うよりも
土地に掛ける予算を抑えることが出来
もっと家の予算を増やすことが出来ますからね。


レ最悪の選択肢とその理由


家づくりをする上で
最も取って欲しくない行動は
予算の枠を大幅に超えてしまうような
土地を買おうとしたり、家を建てようとすることです。


もちろん、共働きであれば
土地と家の予算を両方増やしたとしても
ローンも組めるし
たちどころに返済が苦しくなるわけでもないと思います。


しかし、その上がった予算を
奥さんの収入から補填するとなれば
必然的に先程申し上げた費用のどれかを
削らなければいけなくなります。


500万円予算が上がったら毎月1.5万円分
1000万円予算が上がったとしたら毎月3万円分
何かを削らないといけないというわけですね。


仮に「つみたてNISA」を利用した
長期積立投資の掛け金を削ることになったとしたら
35年後には2000万円~3000万円ぐらい
持っているお金に違いが生じているかもしれません。


なので、先行きが不透明な
これからの時代に備えていくためにも
まずは家づくりの予算を
ご主人の収入だけでやっていけるくらいに設定すること
そしてその予算の中で、どんな家づくりが出来るかを
自らの選択肢と照らし合わせて
これまでの常識や周りの意見に振り回されることなく
冷静にじっくりと考えてみていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は三大出費のバランスについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2023年03月20日

家づくりに失敗しないための視点

一般的に北向きの土地は日当たりが悪いか
あるいは悪そうなイメージから敬遠されがちです。


実際、南に隣接して2階建ての家が建っている場合
日中、土地の半分ぐらいが
陰になっていることが多いのですが
仮にあなたが、そんな土地に家を建てなければいけないとしたら
どのような要望を建築会社にお伝えしますか?


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


北向きの土地で一番課題になるのが
リビングダイニングキッチンの
明るさをどのように確保するかです。

南からの光を採るために
南にリビングを配置しても
光は入ってこないでしょうし
かといって、光を確保するために
南に隣接する家から出来るだけ距離を離そうとしても
土地にかなりの奥行きがなければそれも出来ないからです。


また、南から光が採りにくい場合
東や西から補助的に光を採ろうとしますが
この場合、その方向に家が隣接して建っているとしたら
光が十分に入ってこないし
逆に家が建っていないとしても
丸見えになってしまうとしたら
カーテンで光を遮断してしまいます。


そんなこんなで
周りの家の位置関係も確かめながら
実際暮らし出したら
どういう状況になるかまで考えた上で
間取りを考えていかないといけないんですよね。


ホント、間取りって単純に動線や使いやすさだけを
考えてつくればいいわけじゃないので
これが家づくりの難しいところです。


いざ、暮らし出したら
思っていたのと違うなんてことになったら
ホント申し訳ないですからね・・・


レ固定概念がもたらす後悔


そして、北向きの土地の場合
「南向きで部屋をつくらなければいけない」
と思いながら家づくりをしてしまうと
家の見た目が悪くなるとともに
家が汚れやすくなってしまいます。
トイレ、洗面、お風呂などの水回りが北面
つまり家の正面に配置されやすくなるからです。


水回りが家の正面に配置されると
窓がたくさん正面に出来ると同時に
サイズや位置も不均一なため
外観のバランスが崩れやすくなります
かつ、水回りには換気扇も必要なので
なおのことが外観が崩れることになりますしね。


そして、この窓や換気扇が
外壁を汚す大きな原因となります
窓や換気扇から伝うタレジミや
換気扇から出る黒ずんだ汚れが
家の正面にその数だけ出来てしまうからです。


結果、見た目が美しくない家になってしまうだけじゃなく
非常に汚れも目立ちやすく
後悔が絶えない家になりやすいというわけです。


それゆえ、北向きの土地で気をつけるべきことは
「部屋を優先して日当たりのいい場所に配置しなければいけない」
という思い込みを持ったまま家づくりをしないということです。


安定した採光を確保するためには
隣接する建物から十分な距離を確保する必要があるのですが
北向きの土地の場合
単純に部屋を南に配置するだけでは十分な採光は確保できません。


また、光を阻害する建物がない方向に
窓をつくることによって採光を確保するにしても
その方向が丸見えになるのだとしたら
プライバシーの担保のためにカーテンをせざるを得ないため
それもいい解決策じゃないことは
前回のブログでもお伝えした通りです。


この問題を解決するためには
その部屋の役割と使い方をよく考えた上で
どんな窓をどこに配置すべきなのかを
考えながら部屋の配置を決めなければいけません。


そして、それには
周りの家の位置関係が密接に関係してきます。


ということで、家を建てる時は
単純に動線や使い勝手だけじゃなく
こういった視点も持ちながら
土地選びと間取りづくりをしていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は理想の予算とその実現方法について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

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