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2021年08月25日

南向きの土地のメリットとデメリット

南向きの土地は、
最も人気がある土地であり
かつ最も資金価値が高い土地である
と考えられています。


その理由は
居住スペースに最高を確保しやすい
間取りの自由度が高い
道路から人目につきやすく防犯性が高い
開放的な外観にしやすい
このように考えられているからなのですが
これらのメリットは
南向きの土地を購入した全ての方に
確実にもたらされるものなのでしょうか?


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


例えば、南向きの土地に建つ家の多くは
その恩恵を享受するために
基本的に南面に居室を配慮し
それぞれの部屋に大きな窓をつくっています。


しかし、これらは一見
南からの採光を確保しているように思いますが
その窓をカーテンで閉め切らざるを得ません
外からの視線が気になるからです。


また、直射日光が入ってくる場所が増えれば
家の中が暑くなりやすいし
テレビに光が反射して見にくくなってしまうし
直射日光の中に含まれる紫外線で
床や家具が焼けやすくなってしまいます。


そして、こういった理由も合わさって
余計にカーテンを閉め切ったままにせざるを得なくなる
というわけですね。
結果、逆に家の中が薄暗くなってしまいます。


レ間取りの自由度は本当に高いのか?


南向きの土地を買う最大の理由は
居住スペースを南に確保しやすいから、です。


となると、南に居住スペースを配慮し
かつ南に配置した部屋の南面には
大きな窓を設置することを前提として
間取りを決めていってしまいます。


つまり、南向きの土地を買った時点で
自ずと、ある程度間取りが決まってしまう
というわけなので、そう考えると
間取りの自由度も
決して高いとは言えないと思いませんか?


わざわざ採光が確保しやすい
南向きの土地を買ったのに
あえて南に居住スペースや窓をつくらないという
選択肢をとることが出来るならば話は別ですけどね。


レ防犯性は高くなるのか?


南向きの土地は
南側に居住スペースをつくり
かつその南に大きな窓がある家が建つことから
ある意味、防犯性が高い家が出来上がります。
外から家の中が丸見えになる
オープンな家になるからです。


しかし、こういったお家は、
窓を見ただけで家の間取りが分かってしまうし
灯りをつけたままで寝るようにしないと
夜どの部屋を使っていて、どの部屋を使っていないかが
簡単に分かってしまいます。


また、プライバシーを確保するために
目隠しや塀などを庭につくってしまうと
せっかく丸見えになっていた庭を閉じてしまうとこになり
逆に防犯性が悪くなってしまいます。


それゆえ、防犯性の高さを維持するためには
プライバシーを犠牲にし続ける覚悟が必要となるか
あるいは常時カーテンが閉まったままの
薄暗い家に住み続ける覚悟が必要となる
そして、どの部屋も夜ずっと電気をつけたまま
暮らすようにしなければいけない
というわけですね。


レ開放的な外観ってどういうこと?


空を眺めることが出来
家の中から庭や緑を眺めることが出来
かつ視覚的に空間の広がりが感じられる
開放感たっぷりの室内をつくることが出来れば
毎日をとっても心地よく過ごしていただけると思います。


しかし、この空間をつくることと
外観が開放的であることは一切関係がありません
外観を開放的につくればつくるほど
外からの視線を防ぐためにカーテンが必要となり
家の中が薄暗くなってしまうからです。


それゆえ、
空や外を見ることが出来るようにするためには
そもそもカーテンが必要のない窓を
つくらないといけないのですが
実は、それをするのが一番難しいのが
この南向きの土地です。


ですから、こういった点も冷静に考えていただき
土地選びを行うようにしていただければと思います
個人的には、南向きの土地が
一番選ぶべきじゃない土地だと思っているし
実際、南向きの土地は必ずしも一番いいわけでもなければ
最も高い価格で購入したにもかかわらず
最も住みにくい家をつくってしまうかもしれませんから・・・


今回はここまで!!
次回は、負担になる家と負担にならない家について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

2021年08月23日

北向きの土地のメリットとデメリット

北向きの土地の基本的なメリットは、
駐車場と庭が分離できること
そして、居住スペースが道路と反対側につくれるため
プライバシーが確保しやすいこと、ですが
敷地の奥行きが深くなればなるほど
その恩恵をより享受しやすくなります。


敷地の奥行きが深くなれば
その分、家の南側に庭が確保しやすくなるし
南側に建つ隣家から充分に距離をとることが出来
居住スペースに南からたっぷりと光が入ることから
明るくて開放的で、かつ庭と一体感がある
リビングダイニングキッチンをつくりやすいからです。


それゆえ、プロである住宅会社側では
間口に比べて奥行きが深い北向きの土地が
全ての土地の中で最も良い土地である
と言われています。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


他方、奥行きが浅い北向きの土地は
南側に建つ隣家との距離が近くなってしまうため
南からの光が充分に採れなくなるし
同時に、プライバシー性に優れた庭も
充分な広さを確保することが出来なくなります。


つまり、日当たりが悪い
暗い・寒い・ジメジメの三拍子揃った家になりやすく
かつ、北向きの土地のメリットである
プライバシー性が高く
安全な庭をつくることも出来なくなってしまう
というわけですね。


これが、一般的に
誰もが北向きの土地を避ける最大の要因となるわけですが
実際、北向きの土地の多くは
奥行きがそれほど広くないため
そのデメリットをもろに受けやすくなってしまいます。


不動産屋さんが、土地の奥行きを深くしない理由は
価格設定はそのままで奥行きを深くとろうとすれば
その分、間口を挟めるしかないため
そうなれば土地が細長くなり
結果、見た目が悪くなるし
建てる家の自由度が低くなってしまうからです。


また、奥行きも間口も広くつくってしまうと
最も価格設定を低くせざるを得ない
北向きの土地の面積が増えてしまい
結果、不動産屋さんの儲けが減ってしまうからです。


レネガティブな要素を逆手に取る!


このような理由から
北向きの土地は、南向きの土地に比べて
ずいぶんと安く価格が設定されているわけですが
この”安い”という大きなメリットは
決して見逃してはいけない要素です。


しかし、このメリットを得るためには
暗くなりそう・寒そう・ジメジメしそう・という
大きなデメリットをクリアしなければいけません。


例えば、
たとえ日当たりが悪いとわかっていても
どうしてもリビングを南につくりたいとお考えであれば
リビングを吹抜けにするという解決策があります


1階の窓に光が射し込まないのであれば
より高い2階の窓から光を採り込めばいいからです。


また、リビングの位置を南にこだわらないのであれば
リビングを南ではなく北に配置し
そのリビングの南面に大きな窓をつくる
という解決策もあります。


南側に建つ隣家から距離が遠くなれば
南からの光をたっぷり採り込むことが出来るからです。


このように、土地が持つデメリットを
解決することが出来る手段が『設計』であり
その土地に合わせて間取りを考えることさえできれば
たとえ日当たりが悪そうな土地であったとしても
明るく開放的な住まいをつくることが出来ます
もちろん、プライバシーも完璧に確保しながらです。


というころで、ただ単に、
日当たりが悪そうな北向きの土地というだけで
この土地を選択肢から外してしまわないように
注意していただければと思います。


土地選びで”価格が安い”ということは
とってもとっても大事なことですから!


今回はここまで!!
次回は、南向きの土地のメリットとデメリットについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!!

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