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2022年11月04日

家づくりの予算が高くなる土地

前回お伝えさせていただいたように
家を建てる誰もが
日当たりがいい家にしたいがために
南向きの部屋がつくりやすい
南向きの土地を選ぼうとしますが
そうすれば確実に家づくりの予算が
跳ね上がってしまうことになります。


土地代はもちろん
家代も高くなるし
外構代も高くなるからです。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


では、その理由を
1つ1つ紐解いていってみますね。


まず日当たりがいい南向きの土地は
日当たりが良くない
それ以外の土地に比べて
土地の価格が割高に設定されています。


それを欲しいと思う人の数が
供給出来る土地の数よりも多いからです。


また、人気がある土地は
基本値引き交渉も出来ません
他にも欲しい人がいるということは
わざわざ値引きして売らなくても
値引きせずそのまま買ってくれる人に
売った方が得だからです。


そんなこんなで
まず土地取得コストが割高になります。


続いて家のコストについてです
南向きの土地を買った場合
確実により多くの部屋を南に配置し
その南面に大きな窓をつくるでしょう
そうするために、より高いお金を出して
南向きの土地を買ったわけですからね。


しかし、その窓からは
たくさんの光が入ってくると共に
たくさんの視線も入ってくることになります
結果、そこにはカーテンが必需品となります。


また、防犯や安全のために
重ねてシャッターも設置する方が
数多くいらっしゃいますが
このシャッターもカーテン同様に
オプション費用となります。


そして、これからのコストを合わせると
ざっと100万円前後はかかるというわけですね。


最後に、外構工事についてです
庭をつくるための工事ですね。


家を建てる時
家とセットで欲しいのがウッドデッキですよね?
以前に比べてお家で過ごす時間が長くなった現在は
なおのことじゃないでしょうか。


しかし、家の中同様
周囲から丸見えの場所につくったウッドデッキは
決して使いやすいものではありません。


それゆえ、使いやすくするために
目隠しもセットで工事しなければいけません
あるいは塀を高くつくるか
あるいは植栽を目隠し代わりに植える
といった工夫をしなければいけません。


結果、外構工事コストも
どんどん膨らんでいくことになります。


このように、南向きの土地を買い
南向きで部屋と窓をつくれば
土地代が高くなるだけじゃなく
家賃も庭代も高くなってしまいます。


そしてその結果、家づくりの予算が膨らみ
その負担が毎月の返済にのしかかってきています。


なので、南向きの土地は
家づくりの予算が上がりやすい
ということも頭に入れつつ
土地選びをしていただければと思います。


また同時に
そういったお家が本当に暮らしやすく
快適な家なのかどうか
ということもよく考えながら
家づくりをしていただければと思います。


今回はここまで!!
次回は偏った見方に要注意について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

2022年11月01日

南向きという固定概念

家づくりをするにあたって
リビングを含めた居室は
「出来るだけ日当たりを良くしたい」
とお考えになると思います。


そして、そうするために
誰もが日当たりが良い土地を買おうとします。


しかし、現実は土地の日当たりの良さと
家の明るさや快適性には
大して相関関係がありません。


いや、むしろ土地の日当たりの良さが
かえって家の快適性を損なう傾向が
あるのではないでしょうか?


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


例えば、あなたが日当たりの良い
南向きの土地を買ったとしたら
あなたは家を建てるにあたって
一体どのような希望を
住宅会社に伝えるでしょうか?


おそらく大体の方が
出来るだけ全ての部屋を南向きにしてほしい
とお伝えになると思います。


せっかく高いお金を出して
日当たりが良い土地を買ったわけですからね
その恩恵を最大限に受けたいというのが
当たり前の感情だと思います。


しかし、日当たりが良い土地は
そこに大きな落とし穴があります。


レ暮らしている姿を想像していますか?


南向きの土地に
南向きの部屋をたくさんつくり
かつ大きな南向きの窓をつくった場合
そこからはたくさんの光が入ると同時に
たくさんの視線も入ってくることになります。


となると、その窓には視線を遮るための
カーテンが必需品となります
そして、カーテンによって
光を遮断してしまうことになります。


また、視線が気になるお家は
防犯的にも不安を抱えることになります
外から見たら間取りも分かってしまうし
夜になると、照明によってどこに居るのかまで
分かってしまうからです。


となると、防犯強化のために
シャッターもつけざるを得なくなります
シャッターをつけておけば
台風の時に何か飛んできた時も
壁が割れるのを防止できるので一石二鳥ですしね。


そして、南から容赦なく差し込む
直射日光の眩しさや暑さを緩和するために
カーテンどころかシャッターまで
閉めっぱなしにしてしまうことになります。


さて、このお家は本当に明るくて
快適な住まいなのでしょうか?
ですよね。100%違いますよね。


だって、カーテンが開けられないということは
そこに壁があるのと同じと言っても過言じゃないし
さらにシャッターまで閉めてしまうと
もはや何のためにそこに窓をつくったのか
その意味すらなくなっちゃいますからね。


実に多くの方が
このジレンマの中で暮らしているのですが
この原因は、確実に
「南向きに部屋をつくらなければいけない」
という思い込みです。

確かに、寝ている時間以外の
全ての時間を過ごすことになるリビングは
日当たりが良い南向きで窓をつくるのが理想的です
しかし、明るさと快適性を担保するためには
それに加えてプライバシーも
担保しなければいけません。


逆に言うと
プライバシーが担保されてない状況で
どれだけたくさん南向きの窓をつくっても
それは意味がないということです。


なので、家づくりをする時には
部屋の位置をどこにするのかまで指定しないように
気をつけていただければと思います。


リビングを南向きにつくることは大切ですが
リビングの配置は
その土地の環境に合わせながら決めないと
プライバシーと明るさ・快適性が両立した
リビングをつくることが出来ないので。


そして、土地選びにおいても
決して南向きだけにこだわらないように
していただければと思います
南向きの土地は価格も相対的に高く設定されていますしね。

今回はここまで!!
次回は家づくりの予算が高くなる土地について
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

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