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2023年06月12日

畳のお話

住宅会社に家づくりの話を聞きに行くと
「メーターモジュール」「尺モジュール」という
言葉に出てくることがあります。


こんにちは!!
スマイルホーム菅野です。


今回は家を建てる際に使われている
言葉を詳しく伝えていきたいと思います。


このメーターモジュールとは、家を建てる時に
1つの区切りを1m(1000mm)にしている
1グリッドを1mx1mとしている規格のことです。


これに対して尺モジュールとは
1つの区切りを日本古来の尺貫法という測り方である
3尺(910mm)を1つの区切りとしている
1グリッドが910mmx910mmの規格のことです。


ちなみに、日本人の平均的な肩幅は
1尺5寸(45.5cm)と言われていて
廊下で人がすれ違う場合には二人分の
3尺(91cm)が必要と言われています。

このため畳の短い方の1辺はこの長さ(3尺)
が基準となっています。
長い方の1辺は、畳を組み合わせやすくするため
倍の6尺(182cm)が基準となっています


人が体のサイズと畳のサイズを比較してみると
人が座るのに必要なサイズが半畳
寝転がるのに必要なサイズが1帖
両手足を広げて寝転がるのに必要なサイズ
2帖、つまり1坪となります。


しかし、実は畳には地域差があるのです
3尺(91cm)x6尺(182cm)サイズの畳は中京間と呼ばれ
愛知県周辺に多いです


ところが西日本では幅に余裕を持たせ
95.5cmx191cmの京間と呼ばれる畳が一般的で
東日本では88cmx176cmの江戸間と呼ばれる
小ぶりなものが使われるのが多いのです。


間取りの考え方にも地域差があります。


京間や中京までは畳を並べた寸法に合わせ
その外側に柱を立てます
そのため、柱の中心から柱の中心までの距離は
畳+柱1本となります。


メリットとしては襖や障子も畳のサイズを
基準にするので規格化され
使いまわしが可能になります
この畳を基準にする方法を畳割と呼びます


これに対し関東では
畳ではなく柱と柱の間の距離を基準にします。


そのため、使う畳の枚数が違う10畳間と6畳間では畳の寸法が
異なるようになり、使いまわしが出来ないのです
この方法を柱割と呼びます


江戸間に伝統的な和ダンスセットが
おさまらないことがあるのは、このためなのです
ただ柱割では柱の太さにとらわれないため
施工が楽で速いというメリットがあります


そのため、火事の多かった江戸で使われ始めたと言われています
こういった利便性の高さ、そして近年では和室の減少もあって
現在では柱割が多くなっているようです。


和室の利用は減ってきましたが最近では縁のない
半畳の琉球畳を使う方も多くなってきました。


これは和室でなくても、リビングの一角に敷くことで
畳の応接スペースをつくったり、選べる色も増えてきて
いるため最近では人気が高まっています。


暮らしの用途に合わせて対応できますので
ぜひ、参考にしてみてください。


今回はここまで!!
次回は家の性質と外構予算とについて
お伝えしていきたいと思います。


ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
次回をお楽しみに!

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